起業時は想像以上に忙しく、ウェブサイトの更新を後回しにしてしまいがちです。しかしウェブサイトがなければ、お客さんはもちろんのこと、取引先の信頼度低下にもつながります。

では一体どうすれば、なるべく手間暇をかけずに効率的にウェブサイトを運営することができるのでしょうか?今回の記事では、そんな「起業時におけるサイト運営のコツ」について詳しく紹介していきます。

■便利なツールを使う

ウェブサイトを効率的に運営したいのであれば、ツールを使ってみるのもひとつの手です。技術は日々進化しており、あなたが知らないだけで、毎日面倒だと感じている作業を一発でなんとかしてくれるツールも実は存在するのです。

しかも大半のツールは、無料で配布されているます。「ツールでなんとかできるものじゃないはず…」なんて思わずに、まずはネット検索してみてください。かなりの高確率でツールが発見できるはずです。

一例を挙げると、サイトにあるコメントの把握やスパムの駆除などは全てツールで対応可能です。また、新しい情報を更新した後にツイッターやフェイスブックなどのSNSで告知するのも、すべて自動送信できるツールなんていうものもあります。まずは今行っている工程をすべてピックアップして、ひとつひとつツールで対応できないか確認してみましょう。もしかすると全ての作業がツールで対応できるかもしれません。

■時間を決めて作業する

日々の営業活動や資料・書類作成に対して、ウェブサイトの運営は後回しにしがちです。とりあえず作ってみたという人も多いでしょうから、よっぽどの集客効果や利益が上がっているサイトでない限り、優先順位を落としてしまうのも仕方がないことでしょう。

しかしあまりにも目に見える更新がないと、お客さんはもちろん、取引先に不信感を与えることになりかねません。定期的に更新すべきウェブサイトがあるなら、時間を決めて作業するようにしましょう。「この時間は何があってもウェブサイトを更新する!」と決めて、一日のスケジュールに組み込むのです。

オススメの作業タイミングは朝一番。一日の中で最初にする仕事をウェブサイト運営にあてるのです。更新や入力などの単純作業なので、パフォーマンスが全開でない朝一番にピッタリですし、後々におこなう仕事のための準備運動としても最適です。

■音声入力で文章を作成する

運営しているウェブサイトによっては、大量の文章の入力をしなくてはならない場合もあるでしょう。文章の入力は非常に面倒で、特にタイピングが遅い人にとっては、抵抗感のある作業のひとつだと思います。

そこでおすすめなのが、「音声入力」です。たいていのスマホのメモ帳アプリには音声による文字入力機能が搭載されており、最近ではかなり精度が高くなっています。極端な早口でなければ、話したことをほぼ正確に文章化してくれます。しかも、漢字や句読点もバッチリ認識してくれる優れものです。

肝心のスピードはというと、場合によってはキーボード入力の10倍ほど早くなることも。多少の誤変換があるので修正が必要ですが、全体の1~2%と聞けば、それほど労力を掛ける必要がないことがわかりますよね。

■スマホ連携のシステムを使う

サイトの運営は、基本的にパソコンで行うことが多いと思います。しかし、パソコンを開く時間や場所が意外と確保できないことが多いですし、たとえパソコンがあったとしても、更新作業にはネット回線が必須なので、ネット環境がなければ更新できないこともあります。また、パソコンやネット環境に依存した状況でウェブサイト運営をしていると、いざという時に対応しきれません。一度運営・更新をやめてしまうと、そのままずるずると更新しないままになることだってあります。だからこそ、いつでもどこでも更新・運営できる環境づくりが重要なのです。

具体的な対策としては、スマホだけで運営できるシステムを使うようにするといいでしょう。ウェブサイトを構成するシステムをスマホに対応にしているものにすれば、どこでも作業ができます。サイトのシステムだけではなく、利用するツールもなるべくならスマホ対応しているものを選んでください。

記事制作/イソダ カツヤ

ノマドジャーナル編集部
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