人工知能が人間を越える時代が来る?

人工知能(AI)という言葉が最近よく出てきますよね。そしてすぐに言われるのが、人工知能が人間を越えるという話です。実際に囲碁の世界でコンピュータが人間に勝ったというニュースが出てきており、人工知能が人間を越える時代も近いのではないかと思わせます。しかし、人工知能が得意なことは何なのか、苦手なことは?人間ができることは?など人工知能について知っている人は少ないのではないでしょうか。ここでは人工知能が得意なことと苦手なことを説明します。

人工知能が得意なことは?

人工知能には人工知能が得意なことがあります。まずは人工知能が得意なことについてしっかりと理解しておきましょう。

1.単純労働

人工知能を活用した機械は単純労働は得意です。例えば倉庫の中で荷物を運ぶ作業。これは現在も人間が機械を使って運んでいますが、これが人間がいなくてもできるようになります。確かにセンサーで障害物を判断、どうすれば時間が短縮できるかを人工知能によって判断することで、より効率的に物を運ぶことができるでしょう。事故が起こっても人間がけがすることもありません。最近話題になっている自動車が自動運転になるというもこれと同じ仕組みです。人工知能を開発しているグーグルが自動車業界に参入しているのも自然な流れだと言えます。

2.データの処理スピードと正確性

大量のデータを処理する能力はコンピュータには勝てません。どんなに計算が早くても、どんなに文字入力が早くてもコンピュータには勝てません。また、その正確性については人間の比ではありません。計算を間違えるということはありませんので、常に正確な数字が出てきます。人間だとどうしても間違いがありますので、それを確認する作業も必要になってきますが、コンピュータであればそのような必要はないでしょう。

3.共通点を見つける

アマゾンなどでおすすめ商品がありますよね。おすすめ商品はあなたの買い物のデータなどから、あなたにおすすめの商品を自動的に表示してくれています。こうした作業は人間ではできません。膨大なデータとあなたの買い物データを照らし合わせてコンピュータがおすすめ商品を表示しているのです。また、最近では画像から共通点を見つけることもできるようになっています。大量の防犯カメラの映像から犯人を見つけ、自動追跡する技術も開発されています。こうした能力は人間では到底勝てませんよね。

人工知能が苦手なことは?

著しい発展が見える人工知能ですが、人工知能が苦手としている点は何でしょうか。この苦手な点については「現在は」という意味ですが、今後もこれらの能力を身につけるのは難しいと思われます。

1.創造的な作業

よく「人工知能は創造的な作業はできない」と言われますよね。特に芸術作品を作ることは無理だというものです。ただしこれも「創造性」の定義によります。例えば人工知能が小説を書いて、ある文学賞の一次選考を突破したというのがニュースになりました。この作品はどのように作られたかというと、ある作家の作品を1000編以上読みこませ、それを分析して書かれたものです。そういう意味では過去のデータを模倣したとも言えますが、人間の「創造」もまた過去の作品の影響を受けていないとは言えません。ただそうした中でも「創造的な作業」が全く新しいものとなった場合、人間にしかできないと言えるかもしれません。

2.文章の解釈

前述したようにコンピュータも文章を書いたり、認識したりすることはできますが、文章を解釈しているとは言えません。例えばグーグル翻訳は文章を理解して翻訳しているわけではなく、これまでのデータをもとに翻訳しているのです。例えば東大ロボットプロジェクトいうプロジェクトがありますが、この研究によれば人工知能は国語については点数があまり取れないということが分かりました。文章を解釈して問題を解くという作業はまだ人工知能は苦手なようです。

3.考えること

人工知能が考えることと人間が考えるということは、「考える」の定義そのものが大きく違います。例えば人工知能がある結論を出した場合、それはデータ上そのような結論が導き出されたという理由以外ありません。人間の場合、「なせそうなるのか」と言った場合、「なんとなく」や「特に理由がない」場合もあります。時には嘘をつく場合もあります。はっきりとした理由が分からない場合や答えが出ない場合でも考えることが人間の能力だと言えるでしょう。

あなたが得意なことを高めていきましょう

人間が人工知能を上手に使うためには、人間の得意な能力、つまりは人工知能が苦手とするところを伸ばして行くしかありません。そのためには人間は考えることが必要です。あらかじめ答えが決まっているような作業は人工知能が得意です。あなたにも得意なこと、好きなことがあるはずです。そうした分野であれば集中して出来ますよね。新しいものを常に生み出すように自分の能力を高めていきましょう。

記事作成/ジョン0725