フリーランスで稼ぐことができる?
自分がフリーランスになったらいくら稼げるのだろうと思ったことはありませんか。また、これからフリーランスになろうと考えている人は収入について気になることでしょう。
職業や経歴によっては会社員の方が稼ぐことができることもあります。あなたの今の収入とフリーランスの収入を比べると、フリーランスの方が稼ぐことができるかどうか分かるでしょう。
フリーランスの代表的な職業は?
フリーランスになる職業は増えてきましたが、以前から存在する代表的な職業があります。ここではフリーランスの職業として多い職業の収入について説明します。なお、以下の収入で特に断りのない限りクラウドソーシングサイトで調査した範囲の金額になります。
1.デザイナー・ウェブデザイナー(1案件5千円~50万円)
デザイナーというと現在では紙媒体のものだけでなく、ウェブデザイナーも含まれており、多くの人がデザイナーとして活躍しています。またイラストレーターもデザイナーに含まれます。案件によっては50万円と高額のものもありますが、ロゴなどちょっとしたデザインだと5千円というものもあります。
またコンペなどもありますので、そうしたものだと仕事を取ることができれば収入になりますが、仕事を取れなければ収入にならないということも多いです。そういう意味では安定しないという言っている方も多いです。
2.ライター(1案件千円~百万円)
ライターも今ではウェブでのライティングの仕事が増えてきており、誰でも簡単にライターになれます。ライターの仕事は安いものではあれば1文字0.1円というものもありますが、高いものだと1文字4円というものもあります。
また、1記事だけの契約と長期的に契約を結ぶ場合もあり、さまざまなタイプの仕事があるのがライターの仕事です。そのため仕事を選んでいかないとライターだけで生活していくのは難しいと言えます。
3.カメラマン(1案件1万円~10万円)
カメラマンに関しては案件ごとに仕事を頼まれる場合と専属カメラマンとして頼まれるケースでは金額が大きく変わります。結婚式場や出張で企業で写真を取るという仕事もありますので、能力次第によって金額が上下する仕事でしょう。
4.ヨガインストラクター(1時間1000円~6万円)
ヨガインストラクターは多くいるのですが、実際にそれだけで稼いでいくのは難しいと言えます。知人のヨガ講師に相場観をヒアリングしたところ、スポーツジムなどで時給千円ぐらいで働いている人もいれば、自分で場所を借りてヨガを教えて時給6万円ぐらいを稼いでいる人もいるそうです。
日中にヨガを習う人は少ないという事情がありますので、日中に教えてはいるものの、人数が少ないためにそれほどの収入にならないという人も多いようです。
5.スタイリスト・美容師(1時間1164円)
スタイリストに関しては理容師・美容師として考えると、政府の統計で時給1164円でした。そう考えると一般のスタイリストは他のアルバイトと変わらないと言えるでしょう。ただし、プロのスタイリストや著名なスタイリストになればさらに稼ぐことができるでしょう。
6.通訳・翻訳(通訳案内士62.2%が100万円未満、700万円台以上は0.1%、翻訳1案件5000円~60万円)
通訳の場合、通訳案内士という資格があります。通訳をしている人がみなさんこちらの資格を持っているわけではありませんが、通訳案内士の資格を持っている人の収入を調べると100万円未満の人がほとんであり、700万円以上の人は0.1%とかなり少ないと言えます(通訳案内士就業実態等調査事業 )。
一方、翻訳に関しては分量によって金額がかなり上下します。こちらは案件次第だと言えるでしょう。
7.コピーライター(1案件5000円~30万円)
コピーライターも案件によって金額が上下します。またコンペ形式のものもあり、この場合だと採用されなければ収入になりません。そういう意味では安定して仕事を取るのは大変だと言えるでしょう。
8.作曲家(1案件5万円~30万円)
作曲家も案件によってさまざまです。ここでは1案件30万円が一番高い金額としていますが、著名な作曲家であればもっと高い金額で仕事を取っているのは確かです。
また印税契約を結ぶ作曲家もいて、CDなどの売り上げによって収入が入る人もいます。
9.アニメーター(1案件5千円~3百万円)
アニメーターは簡単なイラストを描く仕事もあれば、長時間のアニメの制作を頼まれることもあります。長時間のアニメを頼まれた場合は案件の金額は高くなります。こちらも製作の仕事なので、仕事がある時とない時の差が激しいと言えます。
10.エンジニア(1案件5千円~5百万円)
エンジニアの仕事は簡単なプログラムからサイト全てを作成する仕事までさまざまです。当然ですが、サイト一式を作成する仕事は単価がかなり高くなります。こちらも案件をどのように安定的に取るかが課題になるでしょう。
フリーランスの収入は幅がある
これまで述べてきたとおり、フリーランスの収入には幅があります。当り前のことですが、フリーランスの場合、案件ごとに金額も変わりますし、あなたの技術や評価によっても金額は変わってきます。私もライターとして活動していますが、案件は1文字0.1円のものもあれば1文字4円のものもあります。案件を引き受けようと思えば引き受けることが可能ですが、時間をかけても収入が高くないということもあります。どの案件をどれくらい引き受けるか、フリーランスの場合、どの職業であっても自分で考える必要があるでしょう。
現在の収入を考えて決めよう
フリーランスになりたいという人は、これまで紹介したフリーランスの職業の収入がどれくらいあるのか見てみましょう。その上で現在の自分の収入と比較して高いのか安いのか考える必要があります。
ただし、フリーランスの場合、頑張り次第で稼ぐことは可能です。自分の収入と比較しつつ、どれくらい自分は頑張れるのか、稼ぐことができるのか考えてからフリーランスになりましょうね。
記事作成/ジョン0725