住宅ローンとはどんなもの?
住宅ローンとは住宅を担保にしてお金を借りる商品のことです。住宅を購入できるだけの資金を一括で払うことができる人はほとんどいないのではないでしょうか。そのため住宅ローンを借りることで住宅を購入するのです。住宅ローンの金利は1%台、中には1%を切る場合もありますので、現在、金利はかなり低い状況です。さらに住宅ローン減税もありますので、住宅ローンを借りるには良い環境になっているのは間違いありません。
フリーランスの住宅ローンの審査は大変?
フリーランスの住宅ローンの審査は大変だという話を聞いたことがありませんか。実際に正社員よりも審査が厳しいのがフリーランスです。フリーランスの場合、仕事が不安定だという印象が強いので、どうしても審査が厳しくなるのです。ここではフリーランスが住宅ローンに通るために必要な収入や頭金、今からすべきこと、さらにフラット35という商品についても紹介します。
1.住宅ローンで頭金は必要か
フリーランスの場合、頭金をたくさん払えた方が住宅ローンを借りやすいと言われています。確かに頭金を増やせば借入額が低くなりますから、住宅ローンを組みやすいと言えます。しかし、一般的には頭金を多く用意するよりも借入期間を延ばした方が良いと言われています。特に現在のように低金利時代はそのやり方が有効です。借入期間を延ばすことで、手元に残るお金を増やし、さらにローン金利よりも高い商品でお金を運用することで資金を残すことができるのです。ただし、前述したように、フリーランスの場合、頭金をある程度払わないと住宅ローンが組めない場合もありますので、注意しましょう。
2.収入はどれくらい必要か
収入に関しては借入額によります。むしろ月収から考えて、月々いくらなら返済できるのか計算し、それを借入年数分にするとどうなるのか計算すべきです。自分が購入したい物件を決めてから借り入れを考えるのではなく、まず借り入れができる金額を決めてから物件を探すようにしましょう。
3.フリーランスが住宅ローンを借りるためにすべきこと
フリーランスでも収入が安定していれば住宅ローンを組むことができます。そのためこれまで所得を低く抑えていた人は、所得を増やすことが必要になります。また、クレジットカードや返済の滞納をしないことが重要です。税金の滞納もだめですので、注意しましょう。また取引銀行として信用金庫や地方銀行との取引をしておくと、住宅ローンを借りやすいというメリットもありますので、特に指定がないのであれば、ひとつの金融機関と取引をするようにしましょう。
4.フラット35とは
フラット35とは「民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の全期間固定金利型住宅ローン」で、「資金の受取時に返済終了までの借入金利と返済額が確定するため、長期にわたるライフプランが立てやすくなる」というメリットがあります。借り入れる際に保証料も0円ですし、繰上返済手数料も0円なのはメリットです。
フラット35はフリーランスが借りやすい住宅ローンです。その理由としては前年の年収と借り入れのバランスが良ければ借り入れできる、開業して1年未満でも借り入れいることができるというメリットがあるからです。他の銀行での借り入れが難しい場合はフラット35を検討するのも良いでしょう。
住宅ローン控除も利用できる
住宅ローンを組むと住宅ローン控除を利用できます。住宅ローン控除について。平成33年までの一般住宅は以下のような制度になります。
それは「1~10年目年末残高等×1%」で上限が40万円です。40万円が最大の控除額ですので、それ以上の控除は受けられません。また住宅ローン控除を受けるためには以下の条件を満たす必要がありますので、よく確認しておきましょう。
- 新築又は取得の日から6か月以内に居住の用に供し、適用を受ける各年の12月31日まで引き続いて住んでいること。
- この特別控除を受ける年分の合計所得金額が、3千万円以下であること。
- 新築又は取得をした住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上の部分が専ら自己の居住の用に供するものであること。
- 10年以上にわたり分割して返済する方法になっている新築又は取得のための一定の借入金又は債務(住宅とともに取得するその住宅の敷地の用に供される土地等の取得のための借入金等を含みます。)があること。
- 居住の用に供した年とその前後の2年ずつの5年間に、居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例など(租税特別措置法31条の3第1項、35条 1項(同条3項の規定により適用する場合を除きます。)、36条の2、36条の5若しくは37条の5又は旧租税特別措置法37条の9の2)の適用を受けていないこと。
住宅ローンで困ったら相談しよう
住宅ローンをどうしたら良いか迷った時は専門家に相談するのが良いです。例えば金融機関であれば、相談にのってくれますから、取引先の金融機関に相談してみましょう。金融のプロですので、的確なアドバイスがもらえます。また不動産屋でも住宅ローンを相談できるところがあります。こちらの場合は金融機関を紹介してくれることが多いので、相談してみるのも良いでしょう。最終的には自分で決めるしかありませんが、高い買い物になりますので、後悔のないように決めてください。
記事作成/ジョン0725