銀行のATMで生体認証が行われていたり、ロボットに「いらっしゃいませ！」と挨拶されたり。テクノロジーの進化によって、生活はどんどん便利になっています。

ビジネスにおいても、直接的に携わっていないまでも、新しいテクノロジーに関連した事業の話が社内で持ち上がっていたり、お客さまとの世間話でも頻繁に耳にするようになったりと、少しずつ変化を感じている方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、特に注目を集めている、FinTech（フィンテック）、IoT、ワトソンについて解説した本を厳選。高校、大学と「文系」だったという方でも、身近な例を取り上げながら説明しているので、理解がスムーズに進みます。

さらに、テクノロジーが創る未来について書かれた本を読んでみることで、理解がぐんと深まること間違いなし！きっと、未来が待ち遠しくなることでしょう。

IoTで、ビジネス、生活、世界はどう変わる？

2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門

IoTを直訳すると、モノのインターネット。たとえば、気候に合わせて窓が開閉したり、いつも買ってる牛乳が少なくなれば自動的に購入してくれたり。ありとあらゆる「モノ」がインターネットに繋がることで、利便性が大きく向上することが期待されています。
このIoTについて、家のカギや車など身近な例で解説したのが本著。具体例が多く初心者にもわかりやすいため、一度読むだけでIoTがまるわかり！もう、話題に乗り遅れることはありません。

著者：小泉 耕二
出版社：あさ出版
出版日：2016年4月5日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/869

ユーザビリティを第一に考えた金融サービスが続々と登場！

FinTech入門
テクノロジーが推進する「ユーザー第一主義」の金融革命

金融（Finance）とテクノロジーを融合した「FinTech」。財布もスマホも持たずに買い物ができるようになるスゴいサービスができる、など、断片的な情報は知っていても、全体像を理解している方は少ないと思います。
そこで読んでいただきたいのが本書です。入門編というタイトル通り「FinTechとはそもそも何なのか」から「どのようなサービスが今熱いのか」までを幅広くカバー。FinTechがもたらす未来について、じっくりと考えるのにもってこいの一冊です。

著者：辻 庸介、瀧 俊雄
出版社：日経BP社
出版日：2016年4月19日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/819

未来は、意外と明るい

ビジネスモデル2025
未来ビジネスの衝撃!新しい価値を生み出す7つのビジネスモデルとは?

人工知能によって仕事が奪われるなど、テクノロジーの進化をネガティブに捉える論調が多い中で、ポジティブな面に光を当てることで、ワクワクする未来を想像させてくれるのが本著です。
タイトルはビジネスモデルとなっているものの、多くがテクノロジーに起因しているため、網羅的に学ぶのにも最適です。

著者：長沼 博之
出版社：ソシム
出版日：2015年10月5日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/110

ロボットがマネージャーになる日も近い？！

スマートマシンがやってくる 情報過多時代の頼れる最強ブレーン

IBMが開発した質問応答システム「ワトソン」。日本ではPepperに搭載されたことでも話題を集めました。本書では、このワトソンで何ができるのかを、最先端の事例を交えながら描いていきます。
人と同じように感じ、学び、洞察し、自然に対話することができるマシンとともにビジネスの課題に取り組んだり、一緒に生活を送ったり。20年前には映画やアニメの中でしか実現できなかった近未来の世界は、もうすぐそこまで来ています。

著者：ジョン・E・ケリー3世、スティーブ・ハム　著、三木 俊哉　翻訳
出版社：日経BP社
出版日：2014年7月22日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/328

テクノロジーの限界に挑む男のパワーの源は？

イーロン・マスク 未来を創る男

つい先月、9月27日に火星移住計画を発表したイーロン・マスク。これまでも、電気自動車や10分の1のコストでできるロケットなど、世界中をあっと驚かせるプロダクトを生み出し続けてきました。
そんな彼の半生を綴ったのが本著。凄まじい頭脳と溢れ出る情熱、そして使命感はどこから出てきて、どこへ向かおうとしているのでしょうか？イーロンの飽くなき挑戦を追体験し、一緒に素晴らしい未来を夢見てみませんか。

著者：アシュリー・バンス 著、斎藤 栄一郎 翻訳
出版社：講談社
出版日：2015年9月15日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/646

記事作成：宮本　雪

本の要約サイト　フライヤー

本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier（フライヤー）」の記事をもとに再構成したものです。