求人広告やビジネス雑誌なんかを見ていると、
「好きを仕事に」して成功した人の話が、よく載っていますよね。

裏を返せば、好きを仕事にできている人は少ないということ。
生活していくため、家族のため・・・などなど、
お金を得るために好きでないことや、
つらい仕事でもがんばってる人が多いのではないでしょうか。

それなら、一生、働く必要がないほどのお金、
たとえば10億円あったら、どうでしょうか?
きっと、自分の好きなように仕事も働き方も選びますよね。

では、みんなの理想の仕事や働き方ってどんなものなんだろう・・・?
そこで100人に聞いてみました!

Q1.働く必要がないほどお金があっても、働きますか?

(有効回答数:200)

働く・・・62%
働かない・・・38%
※2回分の調査の平均値

意外にも、働きたい人が60%以上を占める結果に。コメントを見ると、「社会と繋がっていたい」「社会や人の役に立ちたい」というものが多く、中には「働いてないと太ってしまうから」というものも。

なお、働きたくないと回答していてもボランティアをしたいという方が目立ちました。助け合いの精神がなくなってきてると言われることもありますが、日本もまだまだ、捨てたものじゃないですね。

Q2. 働くと答えた方:1日何時間、週に何回くらい働きますか?

(有効回答数:24)

平均で、1日5時間・週3日

今と同じ、1日8時間・週5日で働きたいと答えた方は4名のみ。具体的な数字の記載がなかった方も、ほとんどの方が「ゆるく働きたい」「パートタイムで働きたい」とコメントしています。

20〜30年前には9時〜17時だった定時が、いつのまにか9時〜18時になっていて、残業までもれなくついてくる。こんな現状であれば、フルタイムで働くのはイヤ、というのが本音でしょう。

Q3. 働くと答えた方:どんな仕事をしたいですか?

(有効回答数:66)

1位は「ボランティア・人の役に立つ仕事」。働きたいと答えた方の中では7名でしたが、働きたくないと答えた方の中にボランティアをやりたいという人が15名おり、合計で22名。2位は「趣味・やりたい仕事」で18名。20代で少なかったのが特徴的です。(今の20代はやりたいことがないのか、はたまた、仕事でやりたいことができているのか・・・気になるところですね)

職業を限定しての回答は少数派ですが、その中でも抜きん出ていたのが、「小売・飲食」です。中でもカフェやパン屋さんといった飲食店をやりたいという方は、夢だった、など、コメント内容の意欲も高め。労働環境の悪いブラック企業だという批判の多い飲食業界ですが、誰かに雇われるのではなく、利益も気にしないでいいのならやってみたい、という本音が垣間見えました。

逆に、事務や営業、エンジニアなどは一般的には人気職種といわれていますが、アンケートではほとんど回答がありませんでした。この結果から推察するに、お金のために仕方なくやっている人が多いのかもしれないですね。

調査方法:インターネットリサーチ調査
調査対象:20代〜70代の男女100名ずつ(2回)
調査期間:2017年3月16日(木)~3月30日(木)

記事制作/宮本 雪

ノマドジャーナル編集部
専門家と1時間相談できるサービスOpen Researchを介して、企業の課題を手軽に解決します。業界リサーチから経営相談、新規事業のブレストまで幅広い形の事例を情報発信していきます。