人材に関する課題を抱える経営者や人事担当者のためのポータルサイト「日本の人事部」が主催するHRアワード。人事、人材開発、労務管理などの分野におけるイノベーティブなサービスや書籍を表彰することで、企業や個人のレベルアップと活性化を実現することを目的としています。

今回、ご紹介するのは「プロフェッショナル部門」。人材の活用や採用・育成といった領域における、新しい事業やユニークなサービスを見ていきましょう。

目次

スティーブ・ジョブズとの類似度が測れる”人工知能による採用説明会診断 “サービス

株式会社アクティブ アンド カンパニー、コグニティ株式会社


国内では初めて人工知能を用いた採用支援サービス。情報や音声などを分析することで、応募者への魅力付けをすることができます。
これまで重要視されていた母集団形成ではなく、「心理的第一希望」への誘致に着目しており、内定辞退が多いなどの採用市場の課題を踏まえたサービスとなっています。

東京で働きたい地方の若者に仕事と住まいを同時提供するサービス「Tokyo Dive」

株式会社アプリ


東京に出て夢を叶えたい地方の若者に、多様な働き方と住まいを同時提供するサービスです。30万〜60万円ともいわれる引越し費用は0円で、家賃は相場の約半額。求職者の費用面の負担を下げることでチャレンジしやすい環境をつくります。
さらに、東京へ人材を集めることで、東京の生産年齢人口を引き上げ、経済成長を維持する効果も期待されています。

企業の想いを浸透させ、働きやすい環境を作るプラットフォーム「c-CANVAS」

株式会社イーウェル


子育てや介護、健康といった福利厚生についての社内外の制度・支援情報を整理し、使いやすくまとめられる情報プラットホームを提供。
従業員への浸透が難しい制度をわかりやすくWebデザインすることで、制度活用を促進することができます。

ゴールへの成果がガンガン見えるゴールコラボサービス「Goalous(ゴーラス)」

株式会社ISAO


シゴトのゴールをオープンにし、写真で日々のアクションを共有しあいながら、みんなでゴール達成を目指す社内SNSツール。
「いいね!」やコメントでのリアクションがあることで、全員にスポットライトが当たり、働きがいもできる。今までにない”楽しく”仕事をするためのツールです。

人工知能&360度評価コンピテンシーマッチング新卒採用アプリ「GROW」

Institution for a Global Society株式会社


学生の周囲から集めた評価をもとに、人工知能がマッチング&推薦してくれる新卒採用サービス。推薦された学生に対する適否を人工知能が学習するために、年々、精度を向上させることができます。
2016年2月のローンチ後、半年で4,500ダウンロードを達成。メガベンチャー2社、自動車関連の大企業など、すでに採用決定を出しています。

YouTube動画 ✕ スマホ で魅力を伝える、新しい採用戦略 Google for Recruiting

グーグル株式会社


採用活動における母集団形成・動機形成が一気にできるツール。YouTubeの動画広告を活用することにより、母集団形成および動機形成を一気に行うことができます。
スマホに動画を届けることで、その企業のファンが増え、応募者も増える。今までなしえなかった難易度の高い採用を実現した事例が多数生まれています。

社会保険・雇用保険の手続きを自動化するクラウド型ソフトウェア「SmartHR」

株式会社KUFU


入退社時や社会保険の申請に必要な「書類を自動作成」し、役所へ「Web申請」できるクラウド型ソフトウェア。
このサービスの導入により労務人事担当者の負担を大幅に軽減できることはもちろん、社労士との情報共有やコスト削減にも大きく貢献。バックオフィスに関わる人々の働き方が大きく変わるでしょう。

なお、KUFU社は、人事のテーマについてX-bookサービス利用をいただいた記事を本メディアでも掲載しています。
https://nomad-journal.jp/archives/1128

1時間相談からハンズオン支援まで、プロフェッショナルの知見・経験を活用「X-book」

株式会社サーキュレーション


独立プロフェッショナルと企業の経営課題をマッチングし、課題解決を支援するサービス。1時間の相談からプロジェクトのハンズオン支援まで、企業の課題や個人の働き方に柔軟に対応することが可能です。地方の中小企業を支援することで地方創生にも活かされています。
外部の人材活用について、1時間の相談から、中長期的なプロジェクトまで幅広く提供することによって、「新しい働き方」を広げていきます。

また、寄せられる相談ニーズは、新規事業のための業界リサーチから人事制度、広報戦略、店舗開発まで幅広く、例えば以下のようなPR戦略での相談などもあります。
【ベンチャーのPR戦略】広報の「三種の神器」を活用し、外部専門家との連携でPRを強化 iCARE取締役・CMO 片岡和也氏 (前編)
https://nomad-journal.jp/archives/1172

大人の武者修行~優良企業の神髄を学ぶ社会人インターン

サービス産業生産性協議会


中小サービス業の次世代経営人材が優良企業で一定期間修行し、優れたDNAを学び取る社会人インターンシップ。修行先では、日常業務の体験はもちろん、経営会議への参加なども可能です。
帰社後は、風土改革チームを任されたり、女性社員活躍の基盤づくりに着手するなど、「仕組みをつくる人」に生まれ変わる修行者が多いそうです。

AIを利用して人事・労務の課題を解決!クラウド型人事・労務分析ツール「サブロク」

株式会社SUSQUE


クライアント企業に蓄積された人事・労務データを利用・分析することで、個人の行動ルール・パターンを探り出すことができるツール。
また、単なる分析に留まらず、予測精度の検証までを行うことで、うつ病発症の予防や優秀な人材の退職を防ぐなど、生産性と収益の向上に繋げることができます。

異世界の職業人生を体験させることで、マインド変化を促す研修「仕事旅行forBusiness」

株式会社仕事旅行社


実際の職場に訪問し、働き手の想いや仕事術を体感する。大人の職業体験をコンセプトに作られた個人向けの日帰り仕事体験ツアー「仕事旅行」をビジネスユースにアレンジしたサービス。
働き手の圧倒的な熱量に触れることで、働き方の意識が高まると同時に、感化された意識を言語化・計画化することで自分の未来をカタチづくる第一歩になります。

利用学生数300%増!地方格差問題に向き合いながら、地方特化型就活支援事業を提供

株式会社地方のミカタ


東京で安心して就活ができる場として、「就活シェアハウス」「就活カフェ」を低価格で提供。現役就活生同士やOBOGのコミュニティで情報交換をしたり、精神面でもいい刺激を受けることができます。
また採用する企業側にとっても、地方出張しなくても採用活動ができるという点で大幅なコストと時間の削減に繋がっています。

LGBT施策推進のため、研修や講演を実施。データと当事者の想いが企業を動かす

特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ


LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)などの性的マイノリティーがいきいきと働ける職場づくりを目指して、調査・講演活動、コンサルティング事業を行っているNPO法人。
すでに大手企業60社以上が研修を受けており、満足度は平均95%以上。熱心なALLY(LGBTの理解者、支援者)も増えています。

最後に・・・

今回はプロフェッショナル部門にノミネートされた23点のうち、13点をご紹介いたしました。
人工知能を使ったマッチングツールや地方での人材活用における課題を解決するためのサービスなど、これからの人材採用・育成・活用にとって欠かせないものとなる新しい事業が続々と出てきているのが見て取れたと思います。

X-book

なお、HRアワードのその他の部門でも、人事に関する先進的な事例が多数ノミネートされていますので、ぜひご覧ください。
http://hr-award.jp/nominate.html

ノマドジャーナル編集部
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