採用活動の業務は、採用計画の企画から内定者フォローなど多岐にわたります。採用活動に関するHR Techのサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。代表的なサービスとその内容についてご紹介します。

jobvite(アメリカ) 

◎概要

必要なときに低コストで、最適な人材をすぐに見つけられる、リファーラル(社員紹介制度)のサービス大手です。「タレントプール」機能もあります。
※タレントプール:自社の採用候補者となり得る人材のデータベース。時期が合わなかったなどで入社に至らなかった人材を把握し、定期的にコミュニケーションをとっておくことで、タイミングが合えばあらためて自社求人への応募を促すなど機会損失の解決手段として活用できる。

◎特徴

必要なときにすぐに面接が行えるオリジナルのビデオ機能や、スマホ対応の使いやすいチャット機能で、求める人材にすぐにアプローチできます。

◎メリット

採用活動を、リファーラルなどを駆使してスピーディーに行うことができます。

公式サイト:http://www.jobvite.com/

POMELLO(アメリカ)

◎概要

Company Culture(企業文化)を正しく伝えることで、求人のミスマッチを防いで、入社後の社員満足度を上げ、離職率低下につなげます。

◎特徴

オリジナルの分析ツールで、言葉では伝えにくい企業文化を数値化・データ化します。これにより、どんな人材がどの会社にふさわしいのかを、スピーディーに判断することができます。

◎メリット

企業の文化や気質になじむ人材を探しあて、ベストマッチングな採用を可能にします。

公式サイト:https://www.pomello.com/

LinkedIn(アメリカ)

◎概要

2003年からサービス提供を開始した、ビジネスに特化したSNSです。ダイレクト・ソーシングという採用活動を一気に浸透させたサービスで、日本版もあります。経営パートナーを探したり、プロ人材探しに活用されています。

◎特徴

ユーザーは顔写真、氏名、学歴、職歴などのプロフィールを入れて、会員登録をします。出身大学や会社名で検索でき、つながりのある登録者を探すことができます。「InMail」機能を使えば、直接つながりがない人材と企業が直接コンタクトを取ることもできます。閲覧履歴が残るので、誰が自分に関心をもっているのかが分かります。

◎メリット

企業は自社のページを採用向けにブランディングし、求人情報を載せることができます。個人登録者は自己紹介を充実させることで、企業から直接スカウトしてもらえる可能性があります。

公式サイト:https://www.linkedin.com/

talentio(日本)

◎概要

採用活動を一括化し、効率化できる各種サービスを提供しています。採用過程や求人媒体ごとの効率などをデータ化し可視化することで、経験や勘に頼らない、より戦略的な採用活動を実現します。「タレントプール」機能もあります。

◎特徴

履歴書などを書類ではなくデジタルデータで保管し、たくさんある求人チャネルもまとめて管理します。面接官の評価などをデータ化し、より適正な評価を可能にするとともに、多くの応募者を処理する際に処理ミスが生じないよう、アラートメール機能がついています。通過率分析など採用過程のデータ分析も行えます。

◎メリット

多くの求人チャネルを活用して多数の応募者を受け付ける企業が、処理ミスを防ぐことができます。また、採用過程のデータ分析を行うことで、より効果的な採用方法を探すことができます。

公式サイト:https://corp.talentio.com/

wantedly(日本)

◎概要

月間150万人の利用者を誇るビジネス特化型SNSです。一見すると求人広告や会社案内のように見えますが、「共感」をコンセプトにつながることを目的としているため、給与表記などができないのが特徴です。

◎特徴

「なにをやっているのか」「なぜやるのか」などの質問のひな形に答えていきながら、企業の魅力を引き出すページ構成になっています。キャッチフレーズや画像を入れ替えて複数の募集ページを作ることもでき、A/Bテスト的に効果測定をして、より効果的な採用ページを作り上げることができます。

◎メリット

多くの利用者に向けて、自社の理念・理念をきちんと届けながら、効率的な採用ができます。

公式サイト:https://www.wantedly.com/

TalentCloud(日本)

◎概要

タレントプール(採用母集団形成)に特化したサービスです。タレントプールとは、今すぐには転職できないけれど、募集のタイミングが合えば検討したいという潜在的候補者に登録してもらい、コミュニケーションを取っていく方法です。

◎特徴

候補者とチャットで気軽にコミュニケーションを取ることができます。タレントプールに特化したサービスなので、採用コストを抑えることも可能です。

◎メリット

急に中途採用が必要になった場合でも、対象者を絞り込んでアプローチすることができます。

公式サイト:https://talentcld.com/

内定者パック(日本)

◎概要

内定者フォローに特化したSNSツールです。内定者研修に対応、入社するまでの期間に持ちやすい不安を解消し、モチベーションを維持することを目指します。入社後研修を前倒ししすることで、会社と内定者の負担を軽減します。

◎特徴

SNSで使用できるツールで、内定者と人事部との橋渡しをしてくれます。また、ツールの提供だけでなく、実際にどう運用すればよいのか、内定辞退に向けたノウハウも提供し、サポートしています。さらに、Office系の操作講座や、ビジネスマナー、文章力アップ講座など、eラーニングサービスも充実しています。

◎メリット

採用活動の中でも手薄になりがちな内定者フォローを手厚くすることができ、内定辞退を防止するのに役立ちます。

公式サイト:http://www.naiteisha.jp/

まとめ

採用の分野では、日本でも多くのHR Techが活用されるようになっています。次回は、採用活動の分野でのHR Tech活用事例を取りあげます。

記事制作/神尾 マキ

ノマドジャーナル編集部
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