前に、私がコンサルタントの仕事と共にライターの仕事もしている事を書かせていただきました。副業でライターの仕事をしてみたいという方は少なくないと思いますが、今回は、どうやってライターの仕事を探すのかについて書いてみます。

■手っとり早いのはクラウドソーシング

ライターの仕事を探す方法で、手っとり早いのはクラウドソーシングです。私はランサーズクラウドワークスの二つを主に使っています。最近はランサーズで仕事を見つけるケースが増えてきて、ランサーズの割合がほぼすべてになりつつあります。いずれも単価はピンキリで、1文字0.1円程度から1文字10円程度まで幅があります。当然のことながら専門性が高く、ライターの数が不足している領域やテーマの単価は高く、逆も真です。特に医療、法律、金融、経済、ビジネスなどの領域は単価が比較的高いようです。

ライターの仕事を始めるに際し、何らかの専門性をお持ちであれば、クラウドソーシングの求人情報をマメに調べ、随時応募してゆくのが受注への最短コースです。特にこれと言った専門性がないという方は、比較的安めの仕事をまずは受注して、実績を作ることをおすすめします。安い仕事でも数をこなし、ある程度経験を積めばライターとしてのスキルも上がります(上がらない場合もありますが)。積み上げた実績をもって自分の履歴書をバージョンアップし、より単価が高い仕事へ応募する際にアピールできるようになります。そのようにして経験を積み、スキルアップして収入も増やしていった人は実際に存在します。

クラウドソーシングの良いところは、受注してそれなりにいい仕事をすれば、リピートで注文してもらえる可能性が高いことです。また、仕事の対価、つまり執筆料をもらえないなどのトラブルもありません。手数料が高いという声も聞きますが、マーケティングコストやトランザクションコストを鑑みるに、安いものだと思います。

■Google検索も有効

次におすすめなのはGoogleの検索です。特に何らかの専門性をお持ちの方にはお勧めです。私の場合、ビジネスライティングが専門なので、「ビジネスライター 募集」などと検索します。専門性をより高める場合は「マーケティング ライター 募集」などと検索します。すると結構な数の出版社やコンテンツホルダーの求人情報がヒットします。そうした求人情報には通常、連絡先のメールアドレスが記載されていますので、そのメールアドレスへ売込みのメールを、自分の履歴と実績とともに送ります。お互いのニーズが合致すると話は結構速く進みます。

Google検索でのライターの仕事探しは、自分の専門性やスキルを買ってくれそうな会社を如何に上手に探すかにかかっています。また、自分の実績をあらかじめまとめておき、トライアルで読んでみたいと言われた場合にすぐに提供出来るようにしておくことも必要です。

可能であれば自分の過去の作品で公開可能なものは出来るだけ公開しておいた方がいいでしょう。理想的なのは、何らかの専門性+自分の名前で検索すると自分の文章がいくつも出て来る状態を作ることです。そのような状態にしておけば、相手の方からGoogleで検索してこちらへアプローチしてくれるようにもなります。

■一般の求人情報の活用も

また、一般の求人情報から仕事を探す手もあります。最近はIndeedなどの求人情報専門の検索サイトもありますので、簡単にライターの仕事を探すことが出来ます。自分の専門性やスキルとマッチする求人情報を見つけてはメールで応募する。すると結構な確率で仕事をもらえます。

Google検索での仕事探しと同様、一般の求人情報での仕事探しも、興味を持ってくれた企業がすぐに自分の作品を読める状態にしておくことです。「よろしければ 『○○○+私の名前』で検索して下さい。私の作品が検索結果ページにたくさん表示されますよ」と言える状態にしておくのが理想的でしょう。

記事制作:
ジャパンコンサルティング合同会社
代表 前田健二

ノマドジャーナル編集部
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