作品はあるのにまとまっていない!!

デザイナーがフリーランスになった時に作品を顧客に見てもらう必要がありますよね。さまざまなウェブサイトの作品を作っていても、それを作品集としてまとめていなければ、どれがあなたの作品なのか分かりません。そのため、作品をまとめてどこかに載せておく必要があります。著名なデザイナーの方たちはどのようにしているかというと自分でポートフォリオサイトを作っています。

そこでこのコラムではデザイナーのためのポートフォリオサイトの作る際に必要なことについて紹介します。

なぜデザイナーがポートフォリオサイトを作る必要があるのか

ポートフォリオとは何でしょうか。ポートフォリオとは作品集のことであり、ポートフォリオサイトとはあなたの作品と実績をまとめた資料になります。これだけ言えば、なぜデザイナーがポートフォリオサイトを作る必要があるのか分かりますよね。相手があなたの実力を評価するためには過去の実績を見るしかありません。「デザインできます」と言われても、あなたがどのような仕事をするのか相手には分かりません。

デザインを頼んで出来上がったもののイメージが違うとなるとお互いに不満が残ってしまいますよね。そのためあなたの実績を示すためにもポートフォリオサイトが必要なのです。

ポートフォリオサイトをつくるために必要なことは?

ポートフォリオサイトを作るためにはやり方があります。重要なのはデザイン部分なのは言うまでもありません。ここではデザイナーがポートフォリオサイトを作るために必要なことを紹介します。

1.著名なデザイナーのポートフォリオサイトを参考にしよう

著名なデザイナーの方のサイトはシンプルで分かりやすいです。さらに自分の強みが分かるようなサイトに作りになっています。以下のサイトを参考にしつつも、あなたの強みは何か意識してサイトを作るようにしましょう。

UNDERLINE (アンダーライン)

UNDERLINE (アンダーライン)サイトのキャプチャ
フリーランスとして活躍中の徳田優一さんのウェブサイトです。とても見やすくきれいですよね。

PRESENT

PRESENTサイトのキャプチャ
宇都宮勝晃さんのウェブサイトです。動きもあってかなり見やすいです。facebookやtwitterでも情報を発信していますので、フォローして情報を得ていくのも良いでしょう。

NAOKI FUKUSHIMA

NAOKI FUKUSHIMAサイトのキャプチャ
フリーランスデザイナーのフクシマナオキさんのサイトです。たいへんシンプルで見やすいですよね。ポートフォリオサイトとして相手が見た時にすぐにあなたの作品が分かるのはとても良いです。

jojo design

jojo designサイトのキャプチャ
インタラクティブデザイナー岡本順一さんのサイトです。丸い円の動きが特徴的ですね。

S5-Style

S5-Styleサイトのキャプチャ
ウェブデザイナー田渕将吾さんのサイトです。ホームページ制作の知識がありますので、作品だけでなくサイトそのものが素晴らしいです。

maima.me

maima.meサイトのキャプチャ
ウェブデザイナーMAI IMAKITAさんのサイトです。作品しか載せていないというシンプルサイトです。作品だけで勝負する姿勢が好印象です。

hasegawahiroshi

hasegawahiroshiサイトのキャプチャ
ウェブに特化した長谷川寛さんのサイトです。ウェブサイトを作りたいという方はウェブサイトを作る際に何が必要なのかが分かるのがとても親切です。

2.自己紹介や問い合わせフォームは忘れずに

ウェブサイト作り、あなたの作品を掲載しただけではダメですよね。仕事を取るためにサイトを作るわけですから、自己紹介をしっかりと書くようにしましょう。自己紹介にはあなたの写真を入れるようにして下さい。写真があるだけでそのサイトの信頼性が増します。

また問い合わせフォームは必ず必要です。あなたの作品を見てあなたに仕事を頼みたいとなっても、問い合わせフォームがなければ仕事の頼みようがありません。必ず問い合わせフォームを作るようにしましょう。

3.作品掲載の許可も取る必要あり

あなたの作品をウェブサイトに掲載する際に注意すべきことがあります。それは著作権と守秘義務についてです。あなたが作った作品であったとしても著作権に関しては相手先の企業に属するのが一般的です。その作品をウェブサイトに掲載するためには必ず仕事先の企業に掲載の許可を取るようにしましょう。

特に企業に属していた時に作った作品については注意が必要です。相手先の企業だけでなく、所属していた企業にも許可を取る必要があるでしょう。せっかく作ったポートフォリオサイトでトラブルに発展しないように十分に配慮しましょう。

あなたのデザインセンスをしっかりと表現しよう

ポートフォリオサイトはあなたの実績を示すためのサイトです。そこに掲載されている作品そのものが優れている必要があるのはもちろんなのですが、サイトそのものがデザインセンスに優れていなければ仕事を取ることができません。

あなたのデザインセンスをいかして素晴らしいポートフォリオサイトを作りましょう。そうすればフリーランスで仕事を取れることは間違いないでしょう。ぜひ頑張って取り組んで下さい。

記事作成/ジョン0725