桜も満開、花粉も全開の3月。
4月から新しく始まる年度に向けて、準備は万端でしょうか?
自分の頭の中を改めて整理したい。新しくマネジメントのポジションになり、今後部下・後輩を育成していく。
年度も変わり慌ただしくなる今だからこそ、改めて自分の思考が整理できるそんなオススメの3選をご紹介いたします。
『仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法』
(著)内田 和成
自ら問題を発見する力を養う
「ボストンコンサルティング グループ( BCG )のコンサルタントは、仕事が速い」
BCG 流問題発見・解決のカギである「仮説思考」の要諦を、同社の日本代表を務めた著者が 解説する本書。
仮説思考とは、物事を「答え」から考えることである。すなわち、課題を分析して答えを出すのではなく、先に答えを出しそれを分析して証明する。
仮説思考は、ビジネスパーソンにとって最も大切な能力の1つであり、これを使いこなせるようになると、「情報洪水に溺れなくなる」「大局観を持って仕事ができる」「問題解決に役立つ」という3つのメリットがある。
仕事ができる人は3タイプ
- 作業が早い人
- 問題解決が早い人
- 問題設定のできる人
『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』
(著)Barbara Minto
マッキンゼーなどコンサルティングファームのライティング術
文章作成術というより論理的思考法に重きを置いたコンサル必読の古典的名著。
問題解決の技術から、その表現技術を事例を用いながら詳しく解説した本。
人の興味を惹きつけるにはどうしたらいいのか、人を説得するためにはどうすればいいのか、などその方法論をフレームワークを用いて解説している。
難易度は高いが、非常に読み応えのある一冊。
論理的にわかりやすく伝える技術
- 論理構造を明確にするピラミッド原則
- トップダウンで考えを示す。
- 考えを目に見えるよう図式構造化する。
『行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術』
(著)石田淳
いつ・誰が・どこで実践しても効果がある教える技術を身につけられる一冊。
部下の育て方が全くわからない。自分の教えたことが相手に身についているかわからない。多くの部下を育てる上司の悩みをわかりやすく、科学的なメソッドに基づいて解説がなされている。
「教える」とは何か。「どう伝える」べきか。「ほめるとは」何か。「継続するため」には。
部下が順調に仕事を覚え、業績を急速させる。そして教えるイライラから解放される。これから部下を育成する上司の多くに読んで欲しい一冊。
育成の悩みと決別するために。
- 「行動」を変えれば必ず「結果」も変わる。
- 「わかりました!」をあてにしない。
- 続けさせるために「数値化」する。
最後に
以上、新しい年度が始まる前に自分を整理するオススメ3選はいかがでしたでしょうか?
自分の思考を整理し、相手に対してアウトプットをする。みなさんの知識が一貫性のあるものになれば幸いです。
記事制作/ 佐間田侑花