時間・場所・組織に縛られない働き方
ノマドワーカーが生活と仕事を行う上で快適な都市はどこでしょうか?
今回は、そのような都市をランキングしているサイト「Nomad List」をご紹介します。生活費や気温、ネットスピードやWiFiの利用性、カフェの充実度、都市の安全性や平和性などの、独自の複数の基準(まとめたものをNomadスコアとして評価されています)によってランキングされています。
グローバルを舞台にした活躍を望んでいるノマドワーカーにとっては、便利なサイトかもしれません。
Nomad list上位の都市のいくつかのご紹介すると以下の通り(データは2015年8月22日時点)
■プーケット(タイ)
- Nomadスコア 92%
- 生活費(ノマド活動):月896ドル
- ネットの通信速度:15MBPS
- 高い評価要素:生活費、安全性、レジャー
Nomad listでは2か所のコワーキングスペースが紹介されています。
懸念点としては地元の方の英語能力、空調だそうです。
■バンコク(タイ)
- Nomadスコア 86%
- 生活費(ノマド活動):月1,184ドル
- 高い評価要素:レジャー、フリーWifi、空調、住民のフレンドリーさ、ナイトライフ
- ネットの通信速度:20MBPS
Nomad listでは、コワーキングスペースも16か所紹介されています。
タイの中では、生活費が高い方ですが、レジャーやコワーキングスペースの数など非常にノマド活動しやすい都市と言えます。
■チェンマイ(タイ)
- Nomadスコア 83%
- 生活費(ノマド活動):773ドル
- 高い評価要素:住民のフレンドリーさ、生活費、安全性
- ネットの通信速度:15MBPS
フリーWifiも公共の場や多くのカフェで利用できます。Nomad listでは6か所のコワーキングスペースが紹介されています。
生活費が圧倒的に安く暮らしやすい都市です。懸念点としては地元の方の英語能力、空調だそうです。
■上海(中国)
- Nomadスコア 83%
- 生活費(ノマド活動):月1,424ドル
- 高い評価要素:レジャー、ナイトライフ
- ネットの通信速度:35MBPS
Nomad listでは、コワーキングスペースも8か所紹介されています。
懸念点としては生活費とあまり英語が通じない点があげられるようですが、ネットインフラの充実度とレジャーが充実しているところが魅力です。
■杭州市(中国)
- Nomadスコア83%
- 生活費(ノマド活動):月1,263ドル
- 高い評価要素:フリーWifiの充実度、ナイトライフ、案税制
- ネットの通信速度:35MBPS
Nomad listでは、コワーキングスペースも8か所紹介されています。
英語が通じにくい点以外は、住民のフレンドリーさや安全性を含めて全般的に非常に高い評価を受けています。
観光客では西湖で有名な杭州ですが、ノマドにも良い都市のようです。
■大阪
- Nomadスコア80%
- 生活費(ノマド活動):月1,271ドル
- 高い評価要素:フリーWifi、ネットインフラ、安全性
- ネットの通信速度:70MBPS
日本では大阪がもっとも高い評価を受けています。生活費は高いものの、ネット環境の良さが魅力です。
■台北(台湾)
- Nomadスコア79%
- 生活費(ローカル):月1,278ドル
- 高い評価要素:フリーWifi、空調、フレンドリーさ、ネット環境、安全性
- ネットの通信速度:45MBPS
生活費とレジャーという観点では低評価ですが、それ以外では安全性やローカルの方のフレンドリーさなど非常にノマド生活しやすい都市です。
アジアに限らず、エストニア、スイス、ポルトガル、ルワンダなど幅広い国の都市が紹介されています。
紹介されている都市の生活費の安さをみると、ノマドとして大都市でいるよりも、チェンマイやホーチミン、バリなどに移るだけでかなりの節約になることがわかります。
今回は、アジアの都市について取り上げましたが、これらの都市を回ってノマド生活をしてみるのもいいかもしれません。
ノマドジャーナル編集部
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