会社から独立してフリーランスになる、ノマドワーカーとしていくつかの会社で働く、そんなワークスタイルが少しずつ増えてきた今日このごろ。とはいっても、まだまだ定着していない働き方であるノマドワーカー、インターン生小林が、「独立してフリーランス、ノマドワーカーになる前に知っておきたいことまとめ」と題して、フリーランスとして働くのに必要な事をまとめてみました。

前回は、そもそもどのような経緯でノマドになるのか、という点についてまとめました。

第2回は、少し実務的な側面から入っていきたいと思います。実際にサラリーマンでなくなったら、大手企業の看板が外れたら、どうなるでしょうか。信用力が落ちる前にした方がいいこととは?それらをまとめてみました。

「独立前にしておいた方がよいこと」

〜クレジットカードの作成〜

たとえ小さな買い物でも、仕事用の備品等は仕事専用のクレジットカードで支払いをしておくと会計処理の際に便利です(詳しくは第3回の会計ソフトの項で後述します)。ぜひ仕事用に使用するものを1枚作成しておきましょう。

独立してフリーランスとなると「継続的に安定した収入」「定収入」が無くなります。クレジットカード会社は社会的信用度、支払い能力を審査しますので、独立後すぐに新たにクレジットカードを作ることは会社員の時に比べると難しくなってしまいます。

もちろん、審査が比較的通りやすいカードもありますし、ここ最近はフリーランスとして働かれている方が増えてきたこともあり、取得できることも増えているようです。とはいえ、やはり可能であれば、独立前の会社員として「継続的に安定した収入」を得ているうちに1枚作成しておくことをおすすめします。

〜フリーランスの信用力?〜

会社の所属を外れ、フリーランスになることによって、例えば以下のようなケースで信用力低下の影響を受けることが考えられます。

不動産購入や車両購入時のローン契約、賃貸契約時に苦労する

収入が不安定で、所属のないフリーランス。

マイホームなどの不動産やマイカーを買う場合は多くの場合、ローンを組むことになりますが、もちろん契約時には審査があります。会社員としての立場を失う独立後はローンを組むのがどうしても難しくなってしまいます。特に独立後間もない間にはとりわけ苦労することでしょう。フリーランスとして活動されている方のブログなどにもよく苦労話が赤裸々に綴られています。不動産やマイカーを必要とする方、あるいは今後の検討をしている方は独立前、フリーランスとして働き始める前に購入されることをおすすめします。 不動産に関しては、賃貸契約に関しても同様です。

人脈作りにも苦労することも

事業に関する人脈確保、人脈作りにおいても会社員としての立場、肩書がなくなることはマイナスに働きます。フリーランスになるということは、自ら顧客を開拓し、仕事を取ってこなければいけなくなるということ。たとえ実力があっても、取引先がなければ仕事はやってきません。しかし、実績のないうちは人脈作りのために人と会ってもらう、話を聞いてもらうことも容易ではありません。

人脈作りは独立前の会社員時代から地道に、着実に続けておきましょう。今(独立前)のうちに、独立後の顧客になり得る潜在顧客を獲得しておくと、後々必ずプラスになるでしょう。

次回のテーマは独立後にやるべき手続き「国民年金」についてです。詳しくまとめていきますので、お楽しみに。

     

  • 第3回:独立後にやるべき手続きまとめ
  • 国民年金への切り替え

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サーキュレーションインターン生:みつばちジュニア
都内某私立4年生。2015年9月からライターインターンとして株式会社サーキュレーション、ノマドジャーナル編集部にジョイン。大学では日本史を専攻。ビールが大好き。趣味はSNSコミュニティ運営とDVD鑑賞。

ノマドジャーナル編集部

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