突然ですが、みなさんは「どの会社でも通用するスキル」をお持ちですか?

ITの知識やフレームワークのノウハウを持っていたり、営業力なら誰にも負けない!・・・などなど、どれも有用なスキルですし、転職などで即戦力としての活躍を期待されているのであれば、歓迎されるでしょう。

ですが、これだけで安心してはいけません。さらに汎用性が高いのが、今回ご紹介する「聴く」・「話す」という2つのスキル。どの業界やポジションでも活用できますし、もちろんプライベートでも応用が可能で、方法も簡単なものばかり。ぜひ、この機会に身に付けて、好感度&市場価値アップを目指しましょう。

話し方ひとつで、ぐっと魅力的になれる

たった1日で声まで良くなる話し方の教科書


著者は、日テレで長年アナウンサーとして活躍後、現在も数多くの番組でナレーターを務めている魚住りえさん。「話す」ことのプロとして20年のキャリアを持つ彼女が、声・話し方・会話のコツについて、自らの経験に基づいたメソッドをまとめた本です。
話の中身に重点を当てた話し方の本とは一線を画す内容で、紹介されているコツやトレーニングはどれも手軽に実践できるものばかり。対人関係や仕事をレベルアップさせたい方にぴったりの一冊です。

著者:魚住 りえ
出版社:東洋経済新報社
出版日:2015年8月7日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/676

質問ひとつで、相手も成果も大きく変えられる

コンサルタントの「質問力」 「できる人」の隠れたマインド&スキル


ビジネスにおいて最も重要なスキルだと著者が語るのが「質問力」。適切な質問をすることによって相手が饒舌になったり、商談がスムーズにいったという経験がある方もいらっしゃるでしょう。この質問力について解説したのが本著です。
ただし、本を読んだからといってスキルは身につくものではありません。質問力の全体像を理解する=スタートラインに立ったということ。訓練や経験を積むことで、質問力を磨いていきましょう。

著者:野口 吉昭
出版社:PHP研究所
出版日:2008年3月19日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/13

聞き出すプロは、相づちの打ち方まで違う

モデレーター 聞き出す技術 マーケティング・インタビューのプロ


聞き出す技術というと、上記で紹介した「質問力」と同じと思われるかもしれませんが、似て非なるもの。知りたいことを聞き出すだけでなく、伝える力、質問する力、共感する力などが総合的に必要とされるのが聞き出す技術の本質なのです。
マーケティング現場におけるインタビュアー(モデレーター)として活躍する著者が指南する「相手の本心を探る」手法は、商談や交渉、クレーム対応、さらにはマネジメントまで、ビジネスのあらゆる場面で役立ていただけるはずです。

著者:早尾 恭子
出版社:すばる舎
出版日:2014年5月29日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/608

明日から実践できる!プロじゃなくてもプロに見える話し方

納得させる話力


家電芸人、ガンダム芸人など、いくつもの”専門分野”を持った「〇〇芸人」として活躍する土田さん。タレントとしてハードなスケジュールをこなしながら知識を得るのはさぞかしたいへんだろう・・・と思いきや、本当にすべてに詳しいわけではない、とのこと。
では、なぜ視聴者を含めた周囲の人々に博識なイメージを植え付けることができているのか?「すべて知ってるように話す」土田さん流・話し方のコツを、もったいぶらず、余すところなく、伝えてくれている一冊です。

著者:土田 晃之
出版社:双葉社
出版日:2015年3月21日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/595

「伝えたい」という熱意が、話す力の源となる

話す力 自分の言葉を引き出す方法


チャップリンやマーク・トウェイン、リンカーンですら、初めての演説や講演で成功したことはなく、無残な姿を人前にさらしていたといいます。このことが示唆するのは、生まれながらに話す能力のある人はいないということ、努力次第でいくらでも磨ける力だということ。そして忘れてはならないのが伝えたいという熱意だとカーネギーは説いています。
約1世紀近い時を経て語り継がれる本書は、カーネギーの他の著書と同様、あなたを大きく変えてくれるでしょう。

著者:D・カーネギー著、東条 健一訳
出版社:新潮社
出版日:2015年8月25日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/705

記事作成:宮本 雪

本の要約サイト フライヤー

本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier(フライヤー)」の記事をもとに再構成したものです。

フライヤー

ノマドジャーナル編集部
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