勤務時間や休日に仕事上のメールなどのやり取りをしない―通称「つながらない権利」がフランスで下院を通過、日本のメディアでも取り上げられるなど、少しずつ注目を集めつつあります。

テクノロジーの進化によりいつでもどこでも情報を得られたり、指先一つで買い物ができたりと、得られたことも多いですが、それと同じくらい、失ってしまっているものもあるのではないでしょうか。

漠然とでも、こんなことを思っている方に手にとっていただきたいのが、今回ご紹介する5冊です。何かをいい方向に変えたい時に、増やすばかりが方法ではありません。無駄を減らしてみることで、もっと大きな成功や幸せを掴めるかもしれません。

他人の考えに流されるのは、今日でおしまい！

１つずつ自分を変えていく　捨てるべき４０の「悪い」習慣

仕事に役立てようと人脈づくりをしたり、何十冊もの自己啓発書を読んだり、実現したい目標や欲しいものがあるとき、私たちはどうしても何かを「増やす」ことで解決しようとしてしまうことが多いのではないでしょうか。
そうやってどんどん習慣を増やしてしまうことで、欲しいものを見失ってしまうと警鐘を鳴らすのが本書。紹介されている40の習慣を「捨てる」ことで、あなたが本当にやりたいこと、進むべき道を見つけてみませんか。

著者：午堂 登紀雄
出版社：日本実業出版社
出版日：2014年10月20日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/364

情報に流されず自分らしくいるためには？

シンプル・ライフ
世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方

Webサイト、メール、LINE、Facebookなど、インターネットで得られる情報はとても便利です。しかし、自分にとって無益な情報が多いのも事実。本著では、情報の海に飲み込まれないように、インターネットとちょうどいい距離を保つ方法としてマインドフルネスを提案しています。
ノウハウを学ぶだけではなく、紹介されているエクササイズに取り組むことで、自身の創造性を発揮できる働き方、生き方ができるようになるはずです。

著者：ソレン・ゴードハマー 著、 佐々木 俊尚 監修、黒輪 篤嗣 翻訳
出版社：翔泳社
出版日：2014年12月4日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/491

たくさん持つことでは、幸せになれない

あるミニマリストの物語
僕が余分なものを捨て人生を取り戻すまで

ミニマリストとは最小限の所有物で生活するライフスタイルのこと。日本でもドミニック・ローホーさんの『シンプルに生きる』や断捨離など、持たない暮らしを選択する人も増えてきたと思います。
本書は著者であるジョシュアとライアンが、ミニマリストに出会ってから今に至るまでを描いた物語。洋服、お金、友人･･･本当に必要なものだけを残すことで見つけられた幸せとは？ミニマリストへの第一歩を踏み出すのに最適な一冊です。

著者：ジョシュア・フィールズ・ミルバーン、ライアン・ニコデマス著、吉田俊太郎訳
出版社：フィルムアート社
出版日：2016年4月15日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/853

1％の大切なことに集中する

シンプルに考える

前出の3冊とは違い、ビジネスにおいてシンプルな考え方や経営で成功する仕事との流儀をまとめた本です。
著者は、2015年3月までLINE株式会社の社長を務め、ネットの動画メディアを運営するC Channel株式会社を起業した森川氏。これまでの常識で言われてきた成功法則とは正反対ではあるものの、「ビジョンはいらない」「イノベーションは目指さない」など、読めば納得するものばかりです。

著者：森川亮
出版社：ダイヤモンド社
出版日：2015年5月28日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/511

分厚い企画書は、もういらない

企画は、ひと言。
“今までにないもの”を生み出すシンプルな技術

AKB48＝会いにいけるアイドル、ドラえもん＝未来から来た猫型ロボットなど、優れたアイデアの条件はひと言で説明できることだとしているのが、著書の石田氏の主張。
放送作家として「世界ふしぎ発見！」など数多くの企画を生み出してきた著者が語る、ひと言の生み出し方のノウハウはわかりやすく、説得力も抜群！この一冊で、あなたもアイデアマンの仲間入りです！

著者：石田 章洋
出版社：日本能率協会マネジメントセンター
出版日：2014年5月30日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/201

記事作成：宮本　雪

本の要約サイト　フライヤー

本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier（フライヤー）」の記事をもとに再構成したものです。