学生から社会人になったり、転職や配置転換など、4月になって新しい環境に変わった方も多いと思います。当初の気持ちの高ぶりもそろそろ落ち着き、5月病に総称されるうつ状態、スランプ状態になりかけている方もいるかもしれませんね。
ちなみに、うつ病などの気分障害で医療機関を受診している患者数は、2011年の95.8万人から2014年には111.6万人と、およそ16%の増加。調査項目に追加された1996年の43.8万人と比べると、実に2.6倍にもなっています。(厚生労働省「平成26年(2014)患者調査の概況」http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/index.html)
現代人がストレスに弱くなっているのか、はたまた環境の変化が厳しすぎるのか・・・という問題はお医者さんや学者さんに議論を任せることとして、すでに起こっている事態は、自分が向き合い、対処しなくてはなりません。
そこで有効なのが、心を癒やし、鍛えることです。一時的な慰みや薬で治すのではなく、自分の力で心を強くする術を身につけることで、また一歩、大きく成長できるはずです。
自分らしいブレない心、生き方をつくる
折れない心のつくり方
人生が変わる21日間プログラム
どんなに難しい局面にもぶつかっていったり、何度でも挑戦している人・・・こういう人は「強い人」で、そもそも遺伝的なものが違うんだ、と思っていませんか?素質のようなものは関係しているかもしれませんが100%ではないはず。そう、「強さ」は後天的に身につけることができるのです。
では、どうやって心を強くすればいいのでしょうか?理論を説くのではなく、具体的な方法を教えてくれるのが本書です。毎日1つずつのトレーニングだから、誰にでもすぐに実践することが可能。善は急げといいますし、今から5月病対策を始めてみてはいかがでしょうか。
著者:Dr.ゼラーナ・モントミニー
出版社:ハーパーコリンズ・ ジャパン
出版日:2016年8月24日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/1093
心の病気だって、自分で治せる!
NYの人気セラピストが教える
自分で心を手当てする方法
熱っぽかったり、転んですりむいたら、みなさんはどうしますか?もちろん、栄養を摂ってよく寝たり、絆創膏を貼ったりといった手当をしますよね。では、親とけんかしたときや仕事で失敗して辛い気持ちになったときはどうでしょうか?たぶん、忘れるのを待つ、ストレスを発散するなど、傷を見なかったことにしてしまう方が多いのではないでしょうか。
ですが、心の傷や病気だって手当をしなければ治らないですし、放置しておけば悪化してしまうのは、身体と同じです。本書で紹介されている心の傷・病気の症状はどれも、誰もが罹る可能性のあるもの。正しい手当を知って、適切な対処ができるようにしておくことで、心の健康を保つことができるようになります。
著者:ガイ・ウィンチ著、高橋 璃子訳
出版社:かんき出版
出版日:2016年09月12日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/1077
一人の女性のために職場が崩壊しそうです(目次より)
家の中にストーカーがいます
“こころの風邪”などありません、それは”脳の病気”です
本書は、前項で紹介したような、応急手当で治るようなレベルではなく、明らかにお医者さんが必要な、いわゆる”精神病”の事例を紹介しています。
精神病は、身体の病気や怪我と違って、自覚症状がなかったり、症状を抑える方法がわかりづらいのが、やっかいなところ。絶望的な状況・事実もありますが、「本当のこと」を知ることが、自分や他人の「心」について理解をひとつ先に進める足掛かりとなってくれるはずです。
著者:林 公一
出版社:インプレスコミュニケーションズ
出版日:2013年12月13日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/161
心は、へこむたびに強くなる
ひきずらない技術
心のモヤモヤがスッと消える
伝記や自叙伝を読むと、必ずといっていいほど出てくる失敗談(エジソンも然り、ですね)。おそらく、挑戦→失敗→(立ち直る)→挑戦というサイクルを、現代ではいかにスピード感を持って繰り返すかが、ビジネスで成功する分かれ目だということがわかります。
その中でも大変なのが、立ち直るという部分。また失敗したくないという恐怖や不安から、挑戦を躊躇ってしまいますよね。この「立ち直る」方法を教えてくれるのが本書です。失敗が多い人こそ、チャンスがたくさんあることが、わかっていただけると思います。
著者:深谷 純子
出版社:あさ出版
出版日:2016年05月03日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/863
相反するものを自分の中で共存させることが、「すごさ」の理由
人の心を一瞬でつかむ方法
人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学
自分の心がコントロールできるようになったら、次は周りに目を向けてみましょう。他人をコントロールすることはできないですが、ここぞという場面では、人の心を動かす力も必要です。そこでご紹介するのが、本書です。
考えてみれば、タイトルにある「強さ」と「温かさ」は相反するもの。頼りがいがありつつも、場の雰囲気を和らげることができる・・・こんな人物は理想だけれども、なかなかいないですよね。だからこそ、この2つを兼ね備えれば、まさに最強。誰からも一目置かれる存在となり、他人の心を惹きつけられるようになるでしょう。
著者:ジョン ネフィンジャー、マシュー コフート 著、熊谷 小百合 翻訳
出版社:あさ出版
出版日:2015年05月21日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/589
記事作成:宮本 雪
本の要約サイト フライヤー
本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier(フライヤー)」の記事をもとに再構成したものです。
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