2012年12月26日に第二次安倍内閣が誕生してから、ちょうど4年。
評価は賛否両論いろいろあると思いますが、アベノミクス、原発再稼働、TPP、働き方改革など、国の今後を左右するような政策や発言が多かったように思います。

また、伊勢志摩サミットの開催や、オリンピック閉会式でのマリオのパフォーマンスなど、発信力も高まりつつあるように感じます。

変化が起こっているのは、国内だけではありません。
アメリカ・トランプ新大統領の選出、イタリア・オーストリアでの大統領選挙、イギリスのEU離脱、キューバの革命家・カストロの死去・・・と、大きな変化が起こる兆しを見せています。

というわけで、今回のテーマは「政治」。
ふだんは政治にあまり関心がないという方も、1年に一度のまとめとして、読んでみてはいかがでしょうか。

思い切った手術をすることでしか、日本は回復させられない

2050 近未来シミュレーション日本復活


11月28日にOECDが発表した日本国内総生産の成長率を見ると、2016年は0.8%、2017年は1.0%と予想されています。中国の6.4%(2017年)はもちろん、アメリカの2.3%(同)にも遠く及ばない状態です。
そんな日本が再起するためのシナリオを提唱しているのが本書。書かれているのは、「国防費を現在の2倍にする」、「移民受け入れと英語の公用語化を進める」など、日本人では思いつかないであろう大胆不敵な施策ばかり。何十年も不況のままの日本を再起させるには、こうした”荒療治”も必要かもしれません。

著者:クライド・プレストウィッツ著、村上 博美、小野 智子訳
出版社:東洋経済新報社
出版日:2016年7月22日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/897

わがままな「隣人」に日本のリーダーはどう立ち向かってきたのか

安倍官邸vs.習近平 激化する日中外交戦争


南シナ海の領有権を一方的に主張して軍事拠点をつくったり、AIIB(アジアインフラ投資銀行)を創設し日米に対抗しようとしたりと、政治や経済などあらゆる面で国際情勢に緊張をもたらしている中国。情報はたくさんあるものの、反面、全貌がよくわらかない、という方も多いと思います。
そんな方にぜひとも読んでいただきたいのが本書です。構成は、読売新聞が政府高官や外交官などに取材した膨大なメモをもとにしたストーリー仕立て。外交や経済、安全保障の分野で繰り広げられる攻防戦は、小説にはないおもしろさを味わえます。

著者:読売新聞政治部
出版社:新潮社
出版日:2015年12月20日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/767

ヨーロッパは再び、混迷の時代へ

欧州解体
ドイツ一極支配の恐怖


本書が出版されたのは2年前。誰もがイギリスのEU離脱を想像すらしていなかった時に、著者はEUの解体または加盟国の離脱が起こることを予見しています。さらに、共同体の成功の象徴ともいえる統一通貨ユーロこそが最大の問題点であると指摘し、EUの解体こそが最も優れた処方箋であると提唱。
第二次世界大戦後、協力して繁栄の道を歩み続けてきたヨーロッパ諸国が、今後どのような道を進むのか―ぜひ、本書を手にとって考えてみてください。

著者:ロジャー・ブートル著、町田 敦夫訳
出版社:東洋経済新報社
出版日:2015年9月3日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/958

民主主義は金持ちだけのものではない

ロバート・ライシュ 格差と民主主義


アメリカでは10%の富裕層が、国民全体の所得の5割、資産の7割を占めていると言われています。この富裕層が金の力で企業や政治を動かすことで、ますます格差が拡大してしまう。こうした負の連鎖のメカニズムをわかりやすく解き明かしたのが本書です。
主にアメリカのことが書かれていますが、日本も他人事ではありません。生活保護費の削減や配偶者控除の減額など「ふつうの人々」が生活しにくい環境になってきてしまっています。まずは本書を通して民主主義が危機に瀕していることを理解し、行動を起こすきっかけにしていただければと思います。

著者:ロバート・ライシュ著、雨宮 寛、今井 章子訳
出版社:東洋経済新報社
出版日:2014年12月04日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/386

観光事業が日本を救う

新・観光立国論
イギリス人アナリストが提言する21世紀の「所得倍増計画」



本書で提言されているのは、日本に25年在住経験のある著者が放つ奇想天外(?)の日本復興策。それが、「短期移民」という名の観光客を増やすことだといいます。
現在、日本政府が掲げている、訪日外国人を2020年に4000万人まで増やすという計画の倍以上、8200万人の観光客を招致する秘策とは?特に観光業、サービス業に従事されている方は必見!東京オリンピックに向けて、さらなるビジネスチャンスを掴んでください。

著者:デービッド・アトキンソン
出版社:東洋経済新報社
出版日:2015年6月18日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/580

記事作成:宮本 雪

本の要約サイト フライヤー

本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier(フライヤー)」の記事をもとに再構成したものです。

フライヤー

ノマドジャーナル編集部
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