明日、5月14日は母の日。
みなさんはもう、花束やプレゼントの準備はしましたか?最近は、旦那様から奥さまへ贈ることも多いとのこと。ちょっぴりオシャレなレストランに連れて行ってもらえるだけでも女性は嬉しいもの。ここはひとつ、家族円満のためにもひと肌脱いでみてはいかがでしょうか。

それにしても、家族って難しい・・・というか不思議なものだと思いませんか?そもそも夫婦というのは血の繋がりもないですし、生まれてくる子どもは親を選べない。それでも、家族としての愛情を感じずにはいられないし、だからこそ逆に、感情を強くぶつけ過ぎてしまうことも、たくさんあります。

もちろん筆者も普段からこんなことを考えているわけではないですが、けんかをしたり、子どもが反抗期だったり、なにか上手くいかないことがあると、他人との人間関係以上に悩んでしまったりもすると思うんです。

というわけで、今回のテーマは「家族」です。親子の関係、夫婦の関係、そして、世間を賑わせた、あの家族の騒動まで。たまには時間をとって、家族について考えてみませんか。

家族と自分のために、とにかく辞めてはいけない(目次より)

子育てがプラスを生む「逆転」仕事術
産休・復帰・両立、すべてが不安なあなたへ


家族を持つ、というのは誰にとっても大きな変化ですが、特に女性、それも仕事をバリバリやっていると、嬉しさよりも不安を感じるもの。妻や母になることはデメリットにしかならない、と考えている人も多いかもしれませんね。
そこでぜひ、手にとって欲しいのが本書です。産休・育休はブランクではなくスキルアップに使うなど、考え方を変えるだけでぐっと楽になることがわかるはず。結婚や子育てをするのが楽しみになります。

著者:小室 淑恵
出版社:朝日新聞出版
出版日:2014年01月30日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/588

親がありのままを愛してあげることが、子どもにとっての一番の幸せ

親が読む子どものための一生折れない自信のつくり方


「いい子に育ってもらいたい」–親であれば、きっとこう願うはずです。では、そのためにどうすればいいのでしょうか?
親が優秀である必要もないですし、子育て本に書いてあることができなくてもいい。唯一、親がするべきなのは自信をつけてあげることで、そのためには十分に愛してあげることが必要だと、本書は説きます。成績がいいとかスポーツができるなんていうのは二の次、三の次。子どもが幸せになることを願う、すべての人に読んでいただきたい一冊です。

著者:青木 仁志
出版社:アチーブメント出版
出版日:2015年03月19日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/1095

子どものときにしか身につけられない能力とは?

幼児教育の経済学


お腹にいる赤ちゃんにモーツアルトを聞かせたり、0歳のころから英語のレッスンを始めたり。将来、成功できるように早いうちに教育することが流行っているようです。こうした教育が無意味だとは言いませんが、生きていく上での基礎力といえるものは、目に見えない別のスキルなのです。
前出の本のテーマであった「自信をつけること」もそのひとつ。本書ではそれに加えて、やる気・忍耐力・協調性・計画力など多面的なスキルを身につけることの重要性を説いています。子育てをしている方はもちろん、教育や格差社会といったテーマに関わっている方にとっても、ヒントが見つかるでしょう。

著者:ジェームズ・J・ヘックマン著、古草 秀子訳
出版社:東洋経済新報社
出版日:2015年07月02日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/622

自分の、2人の、愛情のカタチを見つけよう

夫婦という病
夫を愛せない妻たち


本書は、夫婦間に起こるさまざまな悩みやすれ違い、関係性の変化について21のケーススタディを取り上げ、その裏にある心理を分析したものです。
この本を読むことで、世間から押し付けられたイメージや自分で作り上げてしまった理想の夫婦から解放されると同時に、どんなカタチの夫婦も、生き方も、愛し方も間違ってはいない、ということがわかるはず。迷い、傷ついているあなたの「癒やし」となってくれるでしょう。

著者:岡田 尊司
出版社:河出書房新社
出版日:2016年01月20日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/857

家族のあり方とは?企業のあり方とは?

「理」と「情」の狭間
大塚家具から考えるコーポレートガバナンス


2015年2月25日に、大塚勝久会長(当時)が突然開いた記者会見に端を発した、大塚家具のお家騒動の全貌を明らかにしたのが本書。娘の久美子さん側から見た、事の顛末を冷静に分析しているところが、よくある暴露本とは一線を画しています。
これほどの大企業であっても、会社を家族と捉え「情」で経営する父親(会長)と、上場企業にふさわしいあり方を世に問うた久美子さんの「理」の対立の真相とはどのようなものだったのか・・・。企業のあり方だけでなく、家族のあり方についても考えさせられる一冊です。

著者:磯山 友幸
出版社:日経BP社
出版日:2016年03月22日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/1042

記事作成:宮本 雪

本の要約サイト フライヤー

本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier(フライヤー)」の記事をもとに再構成したものです。

フライヤー

ノマドジャーナル編集部
専門家と1時間相談できるサービスOpen Researchを介して、企業の課題を手軽に解決します。業界リサーチから経営相談、新規事業のブレストまで幅広い形の事例を情報発信していきます。