研修、資格取得、スキルアップ、社内営業・・・会社では常に「成長」を求められ、他社との生き馬の目を抜くような競争に勝ち抜いていかなくてはいけない。
仕事だからしょうがないし、ビジネスの世界ではこれが正しいかもしれない。でも、こんなこと続けていたら、身も心も、くたくたになってしまいますよね。
では、そんなことにならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
エネルギーを使うのをやめてみる。つまり、走り続けるのではなく立ち止まったり、逃げたり、プラス思考の逆で、マイナス思考をしてみるのはいかがでしょうか?
ついつい、がんばりすぎてしまうみなさんへ―「がんばらなくても上手くいく」方法をお教えします。
逃げることは、負けることじゃない
逃げる自由
自分や誰かが決めた「こうあるべき」とか「こうしなければならない」といった理想や目標、基準に縛られて身動きが取れなくなったり、苦しくなってしまった経験が、みなさんにもきっとあると思います。このような状態への解決策として為末氏は、いったん距離を置く、つまり「逃げる」ことを提案しています。
ネット相談室に寄せられた25の悩みとアドバイスを読むうちに、逃げることの前向きな意味がわかってくるはず。辛いことに真正面から向き合うだけでなく、逃げるという選択肢もつくっておくことで、心に余裕を持つことができます。
著者:為末 大
出版社:プレジデント社
出版日:2016年6月1日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/808
ポジティブ・シンキングができなくたって、大丈夫!
幸せになるマイナス思考
成功哲学や引き寄せの法則では、プラス思考でいればすべてが思い通りにいくと説いています。ですが、現実はそうは上手くいかないもの。そもそも、人間にはさまざまな感情があり、常にプラス思考で考えるというのは難しいもの。
そこで本書では、プラスもマイナスもひっくるめた思考法を紹介。マイナスな部分から目を背けるのではなく活かしてあげることで、無理のない行動ができるようになります。
著者:佐田 弘幸
出版社:総合法令出版
出版日:2015年2月6日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/485
苦手なことを努力して克服しても、成功はできない
このムダな努力をやめなさい
努力には時間・お金・労力がかかり、しかもすべての努力が報われるわけではない。だからこそ、努力をする前にまず、どのような努力をするべきかを選ぶことが大切だと著者は説きます。
もしあなたが人生を楽しみたいのなら、自分の好きなことや得意なことに全力を傾けるべきです。本書が示すアドバイスに従って「ムダな努力」はいますぐ止めましょう。
著者:成毛 眞
出版社:三笠書房
出版日:2014年10月10日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/376
KYなくらいが、ちょうどいい
ぜんぜん気にしない技術
2007年の新語・流行語大賞にエントリーされた「KY(空気読めない)」という言葉に代表されるように、日本人はとにかく周りを気にしすぎ。そんなわたしたちに「もう少し自分のことを考えてみてもいい」と優しく諭してくれるのが本著です。
著者は、中卒でひきこもりだった家入氏と学歴フェチの大学教授・森田氏。経歴だけ見れば真逆の2人の交通校は「ひたすら自分に正直に」生きることだといいます。失敗しても、嫌われても、怒られても、お金に困っても、夢がなくても、いい。自分に正直な生き方、始めませんか。
著者:家入 一真、森田 正康
出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
出版日:2013年12月13日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/106
なぜ本音を言えないのか、なぜ本音で生きられないのかのほうが、僕にはわからない。―堀江 貴文
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方
子どもの頃から、他人に迷惑をかけないように、協調性が大事と言われてきたわたしたちからすると、堀江氏のいう「言いたいことを伝えて、やりたいことをやる」生き方は傍若無人にすら思えます。
しかし、堀江氏の言っているのは、至極まっとうなこと。限りある人生の中で、周りのことを優先する余裕はなく、自分の必要なことだけをやるのだって、なかなかたいへんなことなのですから。人生を後悔したくないなら、ぜひ本書を読んでください。
著者:堀江 貴文
出版社:SBクリエイティブ
出版日:2015年12月15日
詳細はコチラ→https://www.flierinc.com/book/883
記事作成:宮本 雪
本の要約サイト フライヤー
本連載は、1冊10分で読めるビジネス書の要約サイト「flier(フライヤー)」の記事をもとに再構成したものです。
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