本連載ではこれまで3回に渡って、実際にフリーランスとして活躍している方へのアンケート結果をもとに、恋愛や結婚の実態についてお伝えしてきました。

 

これまでベールに包まれていたフリーランサーのプライベートについて知っていただく機会として、また、フリーランスという働き方を選択するかどうか悩んでいる方、パートナーがフリーランスの方のお役に立てていれば、嬉しいです。

 

※ご協力いただいたフリーランサーのみなさま

■お金も大事、でも、彼の幸せのほうがもっと大事

前回のテーマは、「パートナーはフリーランスがいいか?それとも会社員の方がいいか?」というもの。男性はパートナーにもフリーランスで働いてもらい、長く一緒に過ごせる時間を確保したい・・・という「夢」を見ているのに対し、女性の方はというと、(自分がフリーランスで不安定なのだから)パートナーには安定した収入を確保してもらいたい、という「現実」を重視していることがわかりました。

 

男性のみなさんにとっては、拍子抜けするような、ちょっと悲しいような、そんな結果だと感じられたのではないでしょうか。

 

ですが、そう嘆く必要はないようです。会社員として勤務していたパートナーがフリーランスになりたい、と言い出した場合、どのような対応をするかと聞いてみたところ、意外な結果となったのです。

 

Q5.自分がフリーランスで、パートナーが「フリーランスになりたい」と言った場合、応援する(許可する)しますか?それとも止めますか?

 

<全体/11名中>

・応援する:7名
・できれば会社員でいてほしい:3名

 

<男/4名中>

・応援する:4名
・できれば会社員でいてほしい:0名

 

<女/7名中>

・応援する:4名
・できれば会社員でいてほしい:3名

 

ここで少し、前回の記事を振り返ってみましょう。男性は4名中3名が、パートナーもフリーランスがいいと回答していました。ですので、今回の質問でも、全員がフリーランスになるのを応援するという回答になるのは、当然のことです。

 

一方で、女性はどうでしょう。同じく前回の記事では、パートナーは会社員がいいという人が7名中5名を占めていました。となると、会社員でいてほしいという回答が5名になりそうなものですが、蓋を開けてみると、4名がフリーランスになることを応援する、という逆の結果になったのです。

 

■どちらか一方、または両方がフリーランスのカップルが上手くいくコツは、お金についてしっかり話すこと

どうしてこのような結果になったのか・・・。その理由は、パートナーは会社員がいいとしつつも、フリーランスになることを応援する、という一見矛盾した回答をした女性のコメントを読むとわかります。

 

・パートナーには家族や家計等が障害になって本当にやりたい事を我慢するということがあまり無いように、そして何より自分自身が納得できる人生を歩んで欲しいと思うのです。(女性・34歳)

 

彼のやりたい事を否定するのはおかしいですし、フリーランスが悪いとは思っていません。悪ければ、自分も行っていないからです。(女性・29歳)

 

つまり、安定した収入は必要だけど、それよりもパートナーの幸せの方が大事、ということ。「お金が大事というのが私のスタンスだけど、一生涯のパートナーになるあなたは特別」という意味なのか、はたまた女性ならではの優しさ、母性本能のなせることなのか・・・いずれにせよ、口で言っていることと実際の行動は必ずしも一致しないようです。
※とはいえ、「収入確保のために計画を立ててからフリーランスになってもらう」「しっかり収入が確保できるなら」という条件をつけてるところは、現実的な女性らしいですよね

 

これまで4回に渡ってフリーランスの恋愛・結婚事情を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

フリーランスという働き方を選ぶことは、個人の自由です。しかし、収入の保障がなくなる、休日が不定期になるなど、会社員とは大きな違いがあります。職業選択の自由だ!と言って突っ走るのは勝手ですが、やはりパートナーとは一度、相談したほうがいいです。

 

もしかしたら反対されてしまうかもしれませんが、それもまた一興。お互いの仕事に対する理解が深められたり、日々の生活や人生設計などを話せる、またとないチャンスとなるはずです。

 

調査方法:記述式のアンケート調査
調査対象:結婚または恋愛経験のあるフリーランサーの男女(20歳〜40歳)
調査期間:2017年6月20日(火)~6月30日(金)

 

記事作成/宮本 雪

 

ノマドジャーナル編集部
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