社会全体として副業への見方が変わり、多くの人たちが副業に高い関心を抱くようになりました。しかし、副業にはどのようなものがあり、どうやって見つけるのかという点については、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、副業に興味をお持ちの方のために、副業の求人情報の見つけ方などについてまとめていきます。

急増中?増えつつある副業経験者

近年政府による副業推進の流れに連動するように副業を全面的に許可していく企業が増えつつあります。大手企業を例に挙げますと下記企業が副業を許可しているとして有名です。

  • 株式会社リクルートホールディングス
  • ヤフー株式会社
  • 株式会社メルカリ
  • LINE株式会社
  • 株式会社LiB(リブ)

特に株式会社LiB(リブ)は、社員の4割近くが「副業」をしていると社長自らインタビューで答えています。また、株式会社メルカリでは、優秀な人材が本業のみに重視するのはもったいないとして、副業を許可しています。

また、「副業によって本業がおろそかになる」という考えも、最近は副業に関する明確な規則を設けることで払拭されつつあります。

では、副業をしている人たちはどのように副業を見つけてきたのでしょう。副業における求人と採用、業務そのものをサポートするサービスも近年多く登場しています。これらのサービスを理解し、実際に利用することで、副業の存在はより身近に感じ、実際に働くこともできるでしょう。

副業でできる仕事

副業でできる仕事はたくさんありますが、近年webサービスの充実により働き方の形も多様化しています。ここでは従来の副業と、新たにできた副業(ネット副業)を紹介していきます。

従来の副業

内職

シール張りや部品の組み立てなど、誰でも簡単に作業することができ、在宅で出来る仕事も多い関係で今でも高い人気があります。

一般的なアルバイト

コンビニやレストラン、喫茶店などの飲食店やサービス店などは各店舗のアルバイト数も多く、面接の段階で時間の融通が効かない旨を伝えていれば、それなりに安定した収入が見込めるかもしれません。また、本業がカレンダー通りであれば休日稼働で高い収入が見込めるでしょう。

日雇い派遣

日雇い派遣は常に人員を必要としており、作業自体も簡単なものばかりですので副業としてのハードルはかなり低いといえるでしょう。ただ、派遣元の就業規則により副業を禁止している場合もありますのでその点は注意が必要です。

法人-個人間の直接的な業務請負契約

個人で法人を相手取って直接的に仕事をすることも可能です(フリーランス)。

この場合、特別なスキルや資格を有している必要があり、なおかつ人脈があってはじめて法人と業務請負契約を交わせます。

その他

不動産投資や株も立派な副業に入ります。こちらに関しましては高い知見があれば比較的容易に稼ぐことができるかもしれませんが運の要素も多少はありますので、その点は注意が必要です。

新たに生まれた副業(ネット副業)

アクセサリーなどのものづくり

近年ではインターネットオークションだけでなく、フリーマーケットアプリなども一般的になってきました。そういった市場を上手く活用することで、手軽に自身でつくったモノを販売することができます。

アフィリエイト(メディア運営)

ネット副業で根強い人気があるのがアフェリエイトです。

誰でも気軽に稼ぐことができるのが人気の要因ですが、一定の報酬を得るまでの期間が長く継続して地道に行う必要があります。

クラウドソーシング

クラウドソーシングはインターネット上で個人と企業、あるいは個人と個人を繋ぎ、雇用を生む場です。仕事の内容としては、ライティング、Webサイトの構築、ロゴなどのデザインなどがあります。

ネット副業サービス

個人のスキルとそのスキルを求めている企業とをマッチングさせるサービスなどがあります。人脈がなくても高いスキルと資格があれば短い時間で高い収入を得ることができます。

副業をしたい人のための求人情報

紙媒体での求人情報

紙媒体の求人情報誌には地域・職種別にさまざまな求人情報が掲載されており、コンビニや書店などで、フリーペーパーとして手に入れることができるのが大きなメリットです。しかし、網羅的に情報が掲載されている一方で、インターネットの求人情報誌に比べると一つ一つの情報量が少ないというデメリットがあります。

インターネットの求人情報

インターネットにも多くの求人情報が掲載されています。

豊富なデータベースから個人の求め(能力・給与・勤務地など)に応じて、複数の選択肢を見つけることが可能です。仮に自身がどういった副業をしたいというビジョンがなくとも、データベースの検索フォームやマッチングサービスの指示に従って求人情報を絞り込むことができます。

また、クラウドソーシングのような「案件ベースのお仕事募集」や個々のスキルを活かしたマッチングサービスなどネットならではの副業を見つけることができ、紙媒体の求人誌以上に多くの副業の選択肢があり、自分のニーズに合った副業を見つけることができます。

副業は自分に合った仕事を

自分のリズムに合った副業を選ぶ

世の中にはたくさんの副業があり、自分のニーズに合った働き方を容易に見つけることが出来るようになりました。時間に縛られないクラウドソーシングサービスやWeb上でのマッチングサービスを用いれば、無理のない範囲での副業ができるかもしれません。

自分のスキルを副業に応用する

本業とは全く違う業種の副業するのも一種の経験ではあります。ですが、せっかく本業で培った専門的スキルや経験があるのですから、それを有効活用する副業をすることが最も短時間で、高単価で収入を得る秘訣です。人手不足の現代では、多くの企業が、あなたの専門的スキル、経験を求めていますし、そんな企業を紹介、マッチングしてくれるWebサービスはたくさんあります。まずはそれらのサービスに触れてみるのも一つの考えかもしれません。

まとめ

近年、副業に対する見方は大きく変わり、多くの方が副業における働き方の可能性を見出しつつあります。副業の求人情報の見つけ方も様々で、紙媒体や人間関係を通してのみでなく、インターネットサービスを用いた新たな形の登場によって、より広い視野で見つけることができるようになりました。

自分がどのようなスキルを持っていて、そのスキルを十分に発揮できる求人を様々なサービスを用いて見つけていくことが充実した副業への第一歩となるでしょう。

執筆者:中新 大地

2014年、大学生2年生時からライター活動を開始。働き方や学生生活関連の記事を多数執筆。卒業後は新卒フリーランスとなり、コピーライター、ゲームシナリオライターとしても活動。