在宅フリーランスで翻訳者になりたい人が増えている

在宅で働ける仕事として翻訳の仕事が注目され、専業フリーランスとして働く方はもちろん、主婦や副業で取り組む方も増えています。学生時代に語学の成績が良かった方や、外国語に携わる職歴をもつ方が、未経験から少しずつ実績を積み重ねて始めることも多いようですね。

資格は、必須ではありません。しかしプロの翻訳家から学べる教室や、自分の実力を把握するためのJTF等の検定を受験するのもよいでしょう。

フリーランスの翻訳家が主婦や副業にもオススメの理由とは

インターネットが普及したおかげで、翻訳は在宅ワークとして人気の職業です。語学力を生かして、主婦や副業で翻訳の仕事をしている方も増えています。一度は子育てのために、社会人をリタイアしたママさんが、子供を育てながら稼いでいるケースも多くあります。

翻訳の仕事は、時給換算ではなく、「案件ごとにいくら」「ワードごとに何円」という報酬体系なので、空いている時間を利用して仕事する在宅ワークに最適なんです。

未経験からフリーランスの翻訳者になるための3つのポイント

①実績ゼロならば、コツコツと実績を作ればOK

一般的に、翻訳や通訳の専門職に応募する際には「翻訳実績表」というこれまでの経験や実績がわかる書類を提出します。つまり未経験から翻訳の仕事したい場合は、語学力はもちろんのこと、実績を作ることがもっとも重要です。

「未経験の人が実績なんてどうやって作るの?」と思うかもしれませんが、求人サイトや翻訳会社の中には未経験OKの案件もあります。積極的に応募し、実績を積み重ねていきましょう。

②未経験者OK・初心者歓迎の翻訳周りの仕事を探す

翻訳は専門性が高いため、いきなり未経験・実績なしで仕事をもらうのは難しいのが事実。そこで狙い目なのが、翻訳された文章の誤字脱字チェックや海外のサイトを日本のサイトに移植する作業など、翻訳周りの案件です。そういった仕事をクラウドソーシングや求人サイトで探してみてください。

たとえば「未経験OK」「英語好きな方」のようなキーワードで検索すると、仕事を見つけやすいでしょう。翻訳としての実務経験にはなりませんが、日常的に英文を扱っていたという実績になります。

③英文科卒・TOEICなどの経験も積極的にアピール

大学時代に語学を専攻していた経験や海外に長期滞在していた経験、外資系企業に勤務していた経験などもアピールポイントで。積極的に自己PRしていきましょう。

また、英語の資格や成績もアピールポイントです。TOEICならば700点以上、英検は準1級または1級、TOEFL ibt 80点以上などは応募資料に必ず記載するようにしましょう。

フリーランスの翻訳者の収入相場はいくらぐらい?

1ワードあたりの翻訳は、20~30円が相場

翻訳の価格はワード単価が一般的です。日本翻訳連盟が示している翻訳料金の目安によると、たとえば特許明細書の英日翻訳は1ワードあたり26円、日英翻訳は30円。一般科学の分野だと英日翻訳が28円、日英翻訳が21円となっています。

クラウドワークス調べでは、フリーランスの翻訳者の年収は、200-300万円が40%、300-500万円が30%、500万円以上が30%となっていて、平均的なウェブライターよりも年収相場は高めです。

未経験者OKの案件は、単価が低くなる

ただし未経験者OKの案件は、当たり前ですが単価がとても低く設定されていることがあります。これらの案件は、あくまで実績作りのためと割り切って、利益度外視で作業していきましょう。

しかし後々の自分の実績として、他のクライアントに見せる物になりますから、品質の高い仕事を心掛けることが大切です。

さらに収入を増やすために実行するべき2つのこと

①複数の翻訳会社のトライアルを受けよう

未経験者のトライアルを受け付けていない翻訳会社が多い中、探せば実務経験なしでも受けられる翻訳会社があります。積極的にトライアルを受け、翻訳会社の翻訳者になりましょう。

登録してもはじめは簡単な仕事しか回ってこないため、複数の翻訳会社に掛け持ちで登録することをオススメします。修了後に翻訳会社のトライアルを受けられる、翻訳会社に直結したスクールを受講するのもよいでしょう。

②仲介サイトで単価を意識して案件を探そう

翻訳会社と同様にクラウドソーシングも複数サイトに登録し、常に翻訳の案件を探して応募することが大切です。実績がある程度でき、仕事の評価も上々ならば、少しずつ単価を意識して案件を探していきましょう。

単価が低い案件はクライアントが求める質やレベルも低く、自分の成長に繋がらないこともあります。きっちりと品質に見合った評価をしてくれるクライアントを探していくことが大切です。

在宅でもできるフリーランス翻訳者で収入を増やそう

翻訳業界は、一部のベテラン翻訳家に仕事が集中しやすいと言われています。しかし誰だってはじめは未経験からのスタートです。自分も質の高いベテラン翻訳者を目指して、翻訳のクオリティーを常に意識するようにしてください。

専門性の高い分野の翻訳は単価も高いので、徐々に自分の専門分野を作っていくことも大切です。家にいながら一人でも仕事を進められる翻訳者という仕事。自分で自分を管理しながら、確実に収入を増やしていきましょう。