プロフェッショナル&パラレルキャリア フリーランス協会とは

フリーランスにも、なにかしらの補償などが受けられる互助組織のようなものがあればいいのに…、と考えたことはありませんか?

そんな思いに応えるように、2017年1月に発足したばかりの組織が「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下フリーランス協会)」です。

損保ジャパン、freeeなど協力企業もたくさん

フリーランスのためのフリーランスによる協会となっていますが、大手企業をはじめさまざまな組織が協力体制を取っています。損保ジャパンをはじめ、freee、マネーフォワード、タスカジ、Microsoftなどなど。

このような協力体制があるからこそ、補償の面でも幅広いカバーを実現することができるのではないでしょうか。

それでは、フリーランス協会の会員になった際に受けられる保障内容や健康保険との関係について説明していきます。

フリーランス協会が提供しているベネフィットプランとは

まず一番に気になる点は、フリーランス協会に入会することによって得られるメリットはどのようなものか、といったところではないでしょうか。ここではまず、フリーランス協会のベネフィットの2つの特徴についてご紹介していきます。

①国内初の試みフリーランス対象の「所得補償制度」がある

企業に属さないという働き方を選ぶデメリットとして、なんらかの事情によって働けなくなった場合、補償を受けるのが難しいという現実があります。この「収入が途切れてしまうかもしれない」という大きな不安に対して、フリーランスの方を対象とした国内初の所得保証制度を打ち出しました。

フリーランス協会の一般会員のみ、通常の保険プランよりも半額近くの割引価格で保険に入ることができるようになっているのです。

また、同協会に入会すると自動的に「フリーランス賠償責任保険」にも加入することになります。これは、業務上で起こった対人、対物の事故。またはフリーランスであるからこそ起こってしまうことが考えられる、情報漏洩や納期遅延等に対する賠償制度。

もしもの時の保険であり、フリーランスとして働く上で自身の信頼を勝ち得るためにも、うれしい保証だと言えるのではないでしょうか。

②スキルアップや健康診断優待などの福利厚生サービスも充実

会社勤めの方ももちろん同じですが、保証が少ない働き方であるフリーランスにとって、自身の健康管理はとても大切なことです。
フリーランス協会に入会することによって、自動付帯として受けられるサービスの中には「健康診断優待」が存在するので、定期的に自身の体のメンテナンスもできますね。

また、フリーランスのスキルアップについても、充実したバックアップを受けることができます。

ビジネスにおける持っておきたい資格から、自身の業務に関するスキルアップまで幅広くカバーされているので、より実力をつけることができるのではないでしょうか。実力をつけることができれば、業務の幅も広がっていくということができます。

フリーランス協会と健康保険について

フリーランス協会に入会することによって、「健康保険」に関しても何かメリットはあるのでしょうか。ここからは多くのフリーランスの方が頭を悩ませる、健康保険とフリーランス協会の関係について見ていきましょう。

制度改正を待つ段階

フリーランスの労働環境改善を掲げるフリーランス協会ですが、「健康保険」に関しては、まだ国に対して声を上げている段階にあるようです。企業に勤めている方の保険と、フリーランスが入る国民健康保険では、負担額が大きく変わってくるので期待値は大きいですよね。

一朝一夕に国民健康保険の仕組みを変える事ができるわけではないので、この点に関しては気長に待つほかないのではないでしょうか。

失業保険はもらえるようになるかも?

上記で健康保険に関しては、まだまだ光が見える段階ではないとご紹介しました。

しかし失業保険に関しては、上記で紹介した「所得補償制度」が適応されるので、思わぬ事故や病気などで働けなくなった際も、安心できるようになっています。

この所得補償制度は最大で1年間保証を受けることができるようになっているので、ゆっくりと体を癒すことができますよ。事故や病気など、特殊な理由がある場合のみになるので、厳密な失業保険とは言えないかもしれませんが、徐々にさまざまな面からサポート体制が整ってきているようにも感じますね。

健康保険を安くするには「文芸美術国民健康保険組合」も

基本的に企業に属していないフリーランスの健康保険は「国民保険」です。しかしフリーランスの仕事で一定以上の収入を得ている方の場合、国民保険の「組合」に加入することによって、保険料を抑えることができます。

代表的なもので「文芸美術国民健康保険組合」となり、収入の額面によらず保険の額を一定に抑えることができるのです。収入が高額な方ほど納める保険料の差額が変わってくるので、一度検討されてみてはいかがでしょうか。

代表理事平田麻莉さんの想い

代表理事である平田麻莉さん。ご本人もフリーランスとして活躍されていますが、フリーランスという働きを気に入っている反面、補償の面での不満が高まっていたそう。

フリーランスが自身の想いを話す場所、フリーランス全体のプラットフォームを作ろうという思いから「フリーランス協会」が生まれてきたのです。

理事の一人、田中美和さんにインタビューした記事も掲載しておりますので、合わせてご覧ください。

情報を精査してお得なサービスを受けよう

自身の力と知識で乗り切ろうと考える「独立独歩」のフリーランスにとって、フリーランス協会とはどのような存在に映るのでしょうか。プロとして矜持を持ち、横のつながりをつくる必要はないと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかしフリーランス協会が目指すところは、すべてのフリーランスに最低限の補償と、社会的にフリーランスが正しく受け入れられるための基盤を作る事です。

最低限自身の身は自身で守るのがフリーランスに求められる素質のひとつとはいえ、いつ想定外のことが起こるのかは誰にもわかりません。しっかりと情報を精査し、必要なサービスの情報を逃さないようにすることが大切なことかもしれません。