就職面接で最後に面接官から聞かれる質問といえば、「私になにか質問はありますか?」、みなさんも幾度となくこの質問を受けたことがあることでしょう。もちろん、給料や労働条件について質問する人も多いと思いますが、とある(米国の)CEOによると、そんなことよりも聞きそびれてしまいがちな重要な質問が3つあるそうです。
面接は自身が試される場であると同時に、面接を受ける側にとっても会社を推し量る場であるといえます。面接を受ける側も、受けている会社が果たして自分が働くに値する会社か、自身の成長や実現したいことが提供される場となるか、といった観点で、会社をみていくことが重要です。
「私になにか質問はありますか?」、そのとき聞くべき3つの質問とは一体何でしょうか?
1. 「私の志望している職種において、御社で必要とされる素質はなんですか?」
この質問に対する回答としては、面接官は「弊社の社風は、○○です」や、『社会的意義がある』、『新しい市場を開拓』、『ミッションドリブン』、『起業家的』のような言葉で自社の特徴などを説明することでしょう。ただし、これらはあなたの仕事に直接あてはまるとは限りません。
もしあなたが管理スタッフを志望しているとしたら、「起業家的な」ことがあてはまるでしょうか?そのため、面接官には、あなたの職種、役割にとって、どのような要素が成功要因となるのか、必要とされているのかを聞く必要があります。極めて当たり前ですが、職種に応じて必要とされる素質は異なるのです。
2. 「御社では、社員の教育や研修(奨学金返済と授業料援助を含む)の位置づけをどのように考えているのか?」
あなたはこれまでの人生において学位の取得やスキル習得のために多大な努力と投資をしてきたことでしょう。しかし、そのような努力や投資に対して、特に新卒や卒業間もないレベルの社員にとっては、会社のサラリーが十分でない可能性があります。
そういった点を考慮して、奨学金の返済の補助やさらなる教育の援助をしてくれる企業もあります。企業の社員の(過去及び未来の)教育に対するスタンスを理解するのは、企業が自社の利益の取り扱い方についてどう考えているのかを理解するのと同じ程度重要といえるでしょう。
3. 「従業員のモチベーションはどのようにして維持されていますか?」
企業にとっても、もちろん従業員自身にもモチベーションを高く保つことはメリットが大きいです。利益分配、昇給のような経済的な報酬は、強力なインセンティブとなりますし、特別休暇や無料の食事、社員旅行など非経済的な報酬によってモチベーションを維持する方法もあります。
どのようにしてモチベーションが維持されているのか、そこに戦略性があるのかを知ることは、企業にとって人材をどのように扱っているかを知る指標になります。
<参考サイト>
ノマドジャーナル編集部
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