フリーランスになる理由は?

フリーランスになる理由はさまざまあります。毎日会社に行きたくない、自由に好きな場所で仕事をしたい、自分の好きな仕事をしたいなどの理由が多いのではないでしょうか。また、育児など、現実的に会社員として働くのが難しいので、フリーランスとして働いている人もいます。こうした理由に基づいてフリーランスになる人が多いですし、実際に、フリーランスとして自由に好きな仕事をしている人も多いですが、一方でデメリットもあります。この記事ではフリーランスのメリットとデメリットについて他の立場と比較しながら説明します。

フリーランスのメリットとデメリットは?

フリーランスにはメリットだけでなくデメリットもあります。ここでは会社員、起業、派遣社員と比較したメリットとデメリットについて紹介します。自分がそれぞれの立場と比較して、フリーランスにどのようなメリットがあるのか考えましょう。

1.会社員と比較したメリットとデメリット

会社員と比較した場合、フリーランスのメリットは場所や時間を選ばずに仕事をすることができることです。会社員の場合、今日はお昼から仕事をしようとか、喫茶店で仕事をしようとかできないですよね。それに対してフリーランスの場合、場所も時間も自由になります。家で仕事をすることもできますし、喫茶店で仕事をすることもできます。これはとても自由な感じがします。

また、フリーランスであればやりたくない仕事は断ることができます。これで会社員の時のようなストレスはたまりません。

しかし、デメリットもあります。そのデメリットとは収入が安定しないことです。会社員であればいつも給料が入ってきます。これはありがたいものです。フリーランスであれば仕事をしなければ収入はありません。また、仕事も継続的に得ることができなければ安定した収入が得られません。これは大変なデメリットです。

さらに年金が国民年金になりますから、将来に備えて貯蓄しておかないと不安になります。これもデメリットだと言えるでしょう。

2.起業・法人化と比較したメリットとデメリット

起業・法人化と比較した場合、フリーランスのメリットは自分だけで仕事を選び、自分のお金として収入を使うことができることです。起業して法人化すると会社になるわけですから、収入は自分のお金ではなく会社のお金です。法人化すると社長だとしても役員報酬の中で生活する必要があります。経費も自由に使うことはできません。そのためフリーランスでいる方が楽であり、自由だと思うのは確かでしょう。

ではフリーランスのデメリットは何かと言うと、まず税制上の問題があげられます。おおよそ年収800万円以上稼ぐフリーランスの場合、法人よりも税金が高くなります。これはフリーランスのデメリットだと言えるでしょう。

また前述したように、フリーランスは国民年金に加入することになり、さらに健康保険も国民健康保険になります。国民年金は将来もらえる額が少なく、国民健康保険は家族が増えれば増えるほど税金が割高になってきます。それに対して法人化すると自身も厚生年金に入ることもできますし、健康保険も国民健康保険ではなくなります。会社としての支出は増えますが、将来のことを考えればこちらの方がプラスでしょう。これはフリーランスのデメリットであると言えます。

3.派遣社員と比較したメリットとデメリット

派遣社員とフリーランスの違いは分かりますか。フリーランスは会社と雇用関係にありませんが、派遣社員は雇用関係にあります。

そのため、派遣社員は雇用保険や労災保険への加入、社会保険も保険や年金についても会社が半分を負担してくれます。これに関しては正社員と同じで、フリーランスのデメリットだと言えます。ただし派遣社員の場合、契約が終わると給与が貰えなくなります。ここはフリーランスに近いでしょう。

フリーランスの場合、自分の好きな時間に好きな場所で仕事ができますが、派遣社員も正社員と同様、そうしたことはできません。これはフリーランスのメリットだと言えるでしょう。

特にフリーランスのメリットが多いのはどの職種?

フリーランスが多い職種としてはデザイナー、エンジニア、ライターが挙げられます。

なぜこうした職種のフリーランスが多いかと言えば、パソコンさえあれば働く場所を選ばないからです。例えば私はライターの仕事をしていますが、この文章も自宅で書いています。自宅でも仕事ができますし、喫茶店でもできる、そして時間も自由に設定できるのがフリーランスの利点ですから、

上記の3つの職種はフリーランスに適した職種だと言えるでしょう。

フリーランスになる前にメリットとデメリットをよく考えましょう

フリーランスになるのは簡単なのですが、フリーランスになったら「こんなはずではなかった」と感じ、すぐに正社員に戻る人もいます。もちろんチャレンジしてみないと成功するかどうかは分からないのですが、それでもメリットとデメリットをしっかりと把握しておくのは大切です。

フリーランスのメリットとデメリットをよく考えてフリーランスを選ぶようにしましょう。

記事作成/ジョン0725