年末年始を迎えるにあたって、「自分の働き方を変化させたい」「自分のキャリアを考えたい」「働き方、キャリアを変化させるには何が必要なのか」など、「自分の働き方/未来」について改めて考えることは、成長を続けるビジネスパーソンにはとても重要な振り返り作業です。今回は、そんな時にオススメの書籍を紹介していきます。
『ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉』
長沼 博之 (著)
自分の働き方を変化させられるか
ここ数年間でテクノロジーの進歩、特にAIとロボティクスの分野における進歩は圧倒的に早く、人間の働き方も大きく変わってきました。
また働き方の選択肢もクラウドソーシング、起業の簡易化を通して能動的に変わってきています。この流れの中で、『働く』という概念、価値観も大きく変化してきました。例えば、パラレルキャリアという考え方が広まりつつあり、収入を得る本業の他にNPOを経営するなどボランティアを自分のライフワークの一つとして認識されるようになってきています。
こういった新しい働き方を可能にする社会のインフラが整った一方で、私たちは自分の働き方を変化させていかないといけないという課題が生じています。具体的には、フリーミアム、仮想通貨、タンジブル、マインドアップローディング等、SF映画の中で描かれていた空想的な技術が今や現実になっており、今後の社会で求められる能力も更に変化していっています。私たちは、この変化に日々気づき、適応していかなければなりません。
自分の働き方を変化させる上で抑えておくべき3つの変化
- 働き方の変化の歴史
- 生きるということに関する価値観の変化
- パラレルキャリアを含む働き方の多様化
『藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』
藤原 和博 (著)
自分の時給はいくらか
リクルート社フェローから民間人校長へと転身し、教育界で革新的な挑戦をし続ける藤原和博氏が、21世紀の「成熟社会」を生き抜くための働き方を講義する本書。
自分のキャリアを掛け算して作っていく「信任(クレジット)の三角形」を作ること。
1つのキャリアで100万人の中の1人になるのではなく、3つの分野で100人に1人の人材になることが必要とされます。
100×100×100=100万人の中の1人
これからの時代、「情報」を調べたいのならインターネットで検索ができる。「情報の量」ではインターネットに太刀打ちできない時代になっていく。
その中で、いかに自信でのその情報を編集し、他者に伝わるように伝えていくか。これからの自信のキャリアの作り方から、日々の仕事にも結びつくノウハウが詰まった1冊です。
100万人の中の1人になるために理解すべきこと
- 自分の時給はいくらなのか?
- 情報を知っているのではなく、情報を編集できるか?
- 相手にイメージを伝えられているか?
『多動力』
堀江 貴文 (著)
サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
”なぜ「多動力」が必要なのか” "どうやったら「多動力」を身に付けられるか"
を学べる1冊です。
「多動力」とは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業のタテの壁が溶ける。このかつてない時代の必須スキルであるとともに、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える力です。
高度経済成長・大量生産大量消費・産業がタテに割れ、とにかく組織を拡大してきたような時代とは明らかに違うことが見えてきているこれからの時代、「優秀さ」の定義や「仕事の仕方」は同じで良いのでしょうか?
それらにNOを付きつけて、新たな定義や仕事の仕方を提案しているのが本書です。
多動力を培う心得
- 全産業のタテの壁が溶ける時代を直視せよ
- サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
- 自分の分身に働かせる裏技を身に着けよ
最後に
以上、新年に向け自分の働き方を考え直したい方へおすすめの書籍3選はいかがでしたでしょうか?年末に働き方と自分の未来を『内省』することはとても重要です。
来年も、たゆまぬ成長を続けるプロフェッショナルになるため、プロフェッショナルであり続けるために内省できる、そんな書籍をご紹介していきます。
記事制作/佐間田侑花