先日、ネットであるアメリカ人の副業コンサルタントと知り合いになりました。フルタイムでの仕事をこなす傍ら、複数の副業を手掛けて副業からの年収16万ドル(約1,760万円)を稼ぐという強者ですが、この人がアメリカでおすすめの副業を紹介しています。今週と来週の二回、その中から面白いものを紹介します。
■eBook(電子書籍)の出版
アメリカではクリエーターの販売サイトとしてGumroadが人気だそうです。Gumroadではイラスト、画像、音源といったデジタルデータをオンラインで販売できる他、電子書籍の販売も可能です。販売手数料が安いのもメリットです。日本でもクリエーター用直販サイトの利用が拡大していますが、自分のスキルや知識をまとめて電子書籍にし、販売するのも面白い副業になる可能性があります。
■Instagramマーケティング
Instagramにアカウントをお持ちで、かつそれなりの数のフォロワーをお持ちであればInstagramマーケティングがおすすめです。アメリカの著名ファッションブロガー、ダニエル・バーンスタインさんは自分のInstagramアカウントで100万人のフォロワーを有していますが、Instagramへの投稿1回あたり15万ドル(約1,650万円)をクライアントからもらっているそうです。バーンスタインさんほどではなくても、Instagramのフォロワーが数百人程度でも1回の投稿あたり500ドル(約55,000円)は稼げるそうです。ただし、Instagramの広告主とつながっているエージェントと契約する必要があります。
■オンライン英語教師
香港やUAEには1時間当たり25ドルを支払ってアメリカ人から英会話を学びたいというニーズが非常にあり、IndeedやLearn4Goodなどで検索するとその手の求人がいくらでも出て来るそうです。これを日本に応用すると、日本語を学びたい人にオンラインで日本語を教えるということになります。アニメや漫画の影響で日本語を学びたいという人は世界中で増えてきており、リーズナブルな値段で日本語を教えてもらいたいというニーズもそれなりにある可能性があります。
■ソーシャルメディアマネージャー
アメリカではスタートアップ企業を中心に、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアのアカウント管理を外注したいというニーズが高まっているそうです。実はこれは日本でも同じで、企業に代わってFacebookやTwitterへ記事を投稿し、InstagramやYouTubeなどのコンテンツを管理して欲しいというニーズが日増しに高まってきています。実際にこの手の仕事の求人が、日本の大手クラウドソーシングサイトにもコンスタントに出されるようになってきています。
■Google広告スペシャリスト
もしAdwordsやGDNなどのGoogle広告の知識をお持ちであればGoogle広告スペシャリストがおすすめです。企業の広告予算を管理し、パフォーマンスを常に最適な状態にキープするGoogle広告スペシャリストは、複数のクライアントから仕事を受ければ非常に安定した収入になります。日本でもGoogle広告の知識と経験を持つ人材が少なく、しっかりと営業をすればそれなりの数のクライアントが獲得出来る可能性があります。
■プレゼン資料コンサルタント
営業の仕事で頻繁にプレゼン資料を作るという方にはプレゼン資料コンサルタントがおすすめです。アメリカではパワーポイントのプレゼン資料作成を代行する仕事や、プレゼン資料の作り方のコツをセミナーで教える仕事が増えてきているそうです。日本にもまったく同じニーズが存在しており、ハイクオリティなプレゼン資料作成の知識やスキルが相応に高く評価される可能性があります。
■インテリアデザインコンサルタント
インテリアデザインがお好きな方に打って付けの仕事がインテリアデザインコンサルタントです。気分を変えるためにインテリアを一新したい、リフォームするのに相応しいインテリアデザインを提案して欲しい等々、ニーズは常に一定数あります。日本でもスキル直販サイトなどでこの種の仕事を行いますという出品が出てきています。趣味をお金に換金出来るという意味でも、インテリアデザインコンサルタントの仕事は面白いかもしれません。
(次週へ続く)
記事制作:
ジャパンコンサルティング合同会社
代表 前田健二
専門家と1時間相談できるサービスOpen Researchを介して、企業の課題を手軽に解決します。業界リサーチから経営相談、新規事業のブレストまで幅広い形の事例を情報発信していきます。